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サンシュユ/さんしゅゆ/山茱萸

Japanese cornel dogwood

サンシュユ,開花時期
寒いうちから咲くサンシュユの花言葉は「強健」など
さんしゅゆ,木
真冬の様子 花芽は先が尖る
山茱萸の蕾,画像
こぼれ始めたツボミの様子
さんしゅゆの花,黄色い
小さな花がポツポツ咲いて・・・
山茱萸の花,はるこがねばな
半球状の花序を作る
さんしゅゆ,花,時期
自然樹形はこんな感じだが・・・
山茱萸,さんしゅゆ,剪定
丸く剪定されてしまうことも・・・
山茱萸,木,特徴
葉は花の後に展開する
Japanese cornel dogwood,leaf
5~7対ある葉脈が美しいサンシュユの新葉
サンシュユの木,特徴
葉の長さは3~10センチで、夏にかけて急速に大きくなる
さんしゅゆ,樹木
裏面の様子
春小金花の果実
花の後には、こんな感じに実ができ始め・・・
山茱萸の実 赤い実
9月頃に熟す実には、ビタミンCが豊富に含まれる
Japanese cornel dogwood,fruits
秋の空に映える山茱萸の実
はるこがねばな,あきさんご
やがてこんな感じになって萎んでいく
山茱萸の幹 画像
味わい深い樹皮も魅力の一つ

【サンシュユとは】

・朝鮮半島及び中国を原産とするミズキ科の落葉樹。春に咲く黄色い花や、秋にできる赤い果実を観賞するため、江戸時代から庭木として各地に植栽される。漢字表記は山のグミを意味する「山茱萸」であり、日本ではこれを音読みしてサンシュユとした。

 

・サンシュユが日本へ渡来したの葉享保7年(1722年)のこと。享保の改革の一環として薬用目的に中国から輸入され、小石川御薬園(現小石川植物園)に植栽されたものが後に広まった。

 

・開花は3~4月。ウメマンサクに少し遅れるが、他の花木よりは早い。鮮やかな黄色の花が咲くことから、「春小金花」との異名を持つ。

 

・花は小花20~30輪が径2~3センチの半球状に集まって咲く。それぞれの小花には花びらが4枚と1本の雌しべ(柱頭)があり、4本の雄しべが目立つのが特徴。花が終わりかけると新葉が展開する。

 

・木の雰囲気は異なるが、ハナミズキヤマボウシと同じミズキ科に属しており、夏になる頃、それらと似たような葉になるが、サンシュユの葉の裏側には薄茶色の細かい毛が目立つ。葉は楕円形で縁にギザギザはなく、先端が尖る。枝から対になって生じ、平行に走る葉脈が目立つ。秋にはややメタリックな黄褐色に変わるが、綺麗に黄葉するのは稀で、たいていは朽ちてシワシワな葉になる。

 

・果実は直径1~2センチの扁平球。9~11月になると鮮やかに赤く熟すため、アキサンゴ(秋珊瑚)という別名がある。ビタミンCが豊富に含まれ、甘酸っぱくて美味しいがヒヨドリやオナガ以外の野鳥にはあまり人気がない。

 

・漢方や民間療法ではサンシュユの果実に強壮の作用があり、冷え症、不眠、腰痛、低血圧等に効果があるとする。健康食品や果実酒としても利用されるが、食用に特化された「ショリコ」という品種は、通常の3倍ほどの大きな果実ができる。薬用にするのは種(核)を取り除いた果肉を乾燥させたもの。

 

リョウブのように剥がれ落ちる樹皮が特徴的であり、花や実がない時季でも観賞価値があるため、公園や庭に好んで植えられる。 

 

【サンシュユの品種】

・上記のショリコのほか、葉に白い模様が入る斑入りサンシュユがある。

 

【サンシュユの育て方のポイント】

・花を存分に楽しむためには日向に限るが、非常に丈夫な木で、植え場所を選ばない。

 

・剪定にも耐えるが本来は株立ち状の自然樹形が美しいため、枝を大きく広げるように育てたい。このため、他の植木と枝が当たらないように植えるのが望ましく、相当なスペースが必要。画像のように丸く刈り込むのは見苦しい。

 

【サンシュユと似たような時期に似たような花が咲く木】

マンサク

ダンコウバイ

クロモジ

シロモジ

アブラチャン

 

【サンシュユに名前が似ている木】

サンショウ

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サンシュユの基本データ

 

【分類】ミズキ科/ミズキ属

    落葉広葉/小高木

【漢字】山茱萸(さんしゅゆ)

【別名】ハルコガネバネ/アキサンゴ

【学名】Cornus officinalis 

【英名】Japanese cornel dogwood

【成長】やや早い

【移植】簡単(根は粗い)

【高さ】3~15m

【用途】花木/公園/切花/盆栽

【値段】1000円~