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シロダモ/しろだも

Shiro-damo

シロタブ シロダモ 樹木図鑑
シロダモは郊外の道端のヤブで普通に見られる
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シロダモの新芽(3月)
シロダモ 新葉
新葉は絹毛で覆われ、その白さは藪の中でも際立つ
シロダモの葉っぱ,しろだも,画像
成葉はクスノキ同様に、葉脈が目立つ
白ダモ 樹木 特徴
名前の由来となる葉の裏側はロウ質で覆われている
シロダモ,しろだも,蕾
蕾の様子
シロダモの花 開花時期
シロダモの花は秋に咲く
オキノミ,しろだも,木
花の後には実ができ・・・・
ウラジロダモ 赤い実
1年をかけて赤く熟す 
シロダモ,しろだも,実生
種子は暗い林内でも発芽する
白ダモ 樹木 画像
樹高は最大15mに達する
しろだも,幹
樹皮の様子

【シロダモとは】

・東北地方中部(宮城及び山形)以南を原産地とするクスノキ科シロダモ属の常緑樹。背丈が高くなることや枝が大きく広がることから本来は庭園に用いるような木ではないが、赤い実に観賞価値があるとして神社仏閣を中心に自生のものを庭木として用いることがある。日本以外でも朝鮮半島南部や中国中南部の平地に分布する。

 

タブノキに似るが、葉の裏が白いためシロタブと呼ばれ、それが転訛してシロダモとなった。葉は枝先付近に互い違いに生じ、裏面は蝋物質で覆われている。クスノキの仲間であり、葉をちぎるとクスノキ科に特有の香りがある。乾燥させた葉は押し花やリースの材料として使われる。

 

・雌雄異株で10月~11月になると雌の木には雌花が、雄の木には雄花が咲く。花は黄褐色で一輪一輪は小さいが、こんもりと群生するため見付けやすい。

 

・雌木には直径15ミリほどの楕円形の実がなるが、赤く熟するまでには1年近くかかる。このため花と実を同時に見ることができる木として宣伝されることもある。赤い実には小鳥がよく集まる。

 

・果肉や種に含まれる油分は「ツヅ油」と呼ばれ、蝋燭の原料や灯火に使われる。

 

・樹皮は灰褐色で皺や割れはなく、老木になっても変わらない。幹の直径は最大で40センチほど。材は建材、器具材、薪炭などに用いる。

 

・ウラジロという別名があるが、正月飾りとしてミカンと鏡餅の間に挟まっているウラジロはシダ植物であり、本種とは関係がない。

 

【育て方のポイント】

・丈夫な性質で日陰でも育つが、肥沃な土地を好むため、痩せ地では生育が悪い。

 

・暖地性の樹木であり、寒さが厳しい北海道や東北地方の北部には植栽できない。

 

・剪定に耐える。

 

・植木としての流通量は少なく、入手はやや難しい。

 

【シロダモの品種】

・キミノシロダモ~四国産で黄色い実がなる。

 

・ホンバシロダモ~葉が細長い。

 

【似ている木】 

アオダモ(コバノトネリコ)というモクセイ科の樹木は、名前が似ているだけで本種とは関係がない。 

シロダモの基本データ

 

【分類】クスノキ科 シロダモ属

    常緑広葉 高木

【学名】Neolitsea sericea

【別名】シロタブ/ウラジロダモ/ウラジロタモ

    ウラジロノキ/オキノミノキ

    タマガヤ/タマガラ 

【成長】やや早い

【移植】やや難しい

【高さ】10m~15m

【用途】公園/街路樹/防風林

【値段】500円~