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シナヒイラギ/しなひいらぎ/支那柊
Chinese holly
【シナヒイラギとは】
・ヒイラギモチ、ヒイラギモドキ、チャイニーズホーリー・・・と様々な呼び名で親しまれるモチノキ属の常緑樹。名前のとおり中国及び朝鮮半島を原産地とする。
・秋から冬にかけて実が赤く熟すため、古くは縁起物として、現代ではクリスマスを演出するものとして人気がある。
・初夏にできる花は写真のとおりモコモコで、芳香がある。
・樹齢や環境、生じる場所によって葉の形が微妙に異なるが、大きな二対の棘があるのが本種の特徴である。市場ではセイヨウヒイラギをチャイニーズホーリーと称することもあり、混乱が見られる。
【シナヒイラギの育て方のポイント】
・雌雄異株だが、雌株には雄しべがあり、単独で植えても実がなるため、実を鑑賞する目的であれば雌株を植えた方がよい。
・他のヒイラギの仲間と同様に、ある程度の日陰に耐え、土質も選ばず丈夫に育つ。
・風通しの悪い場所ではカイガラムシの被害にあうこともあるが、基本的には病害虫に強い。
・葉には大きめの棘があるため、剪定の際には厚手の手袋が必要となる。また、小さな子供がいる家庭では植えないほうが無難。
シナヒイラギの基本データ
【分類】モチノキ科/モチノキ属
常緑広葉/低木
【漢字】支那柊(しなひいらぎ)
【別名】チャイニーズホーリー
クリスマスホーリー
ヒイラギモチ/ヒイラギモドキ
【学名】Ilex cornuta
【英名】Chinese holly
【成長】やや遅い
【移植】やや難しい
【高さ】3m~5m
【用途】垣根/公園
【値段】1000円~