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チョウジソウ(丁字草)

チョウジソウの花
初夏に咲く藍色の花は清楚で美しい
ちょうじそう,新芽
新芽の様子
ちょうじそうのツボミ
蕾の様子
アムソニア,草花
別名はブルースターなど
チョウジソウの葉っぱ
夏になると葉は大きくなる
チョウジソウの実
種子はサヤに収まる

【チョウジソウとは】

・四国と九州の一部を除く日本全国に分布するキョウチクトウ科の宿根草。新緑の時期に咲く筒状の花を「丁字」に見立てて命名された。

 

・かつては川原の土手や湖岸などの湿地に群生していたが、開発と共に個体数が減少し、今では絶滅が危惧されている。しかし、いわゆるガーデニングの世界では「アムソニア」あるいは「エリピチカ」といった横文字を付けられ、北米品種と共に流通している。

 

・宿根性であり、春になると一つの株から数本の茎が林立し、それぞれ高さ40~80センチほどになる。環境に合えば大きな株となり、多数の花を咲かせる。

 

・開花時期は4~6月で、茎の先端に画像のような藍色の花を10輪前後ずつ開花させる。花弁は5枚あり、上から見ると「丁字」ではなく星形に見えることから「ブルースター」という流通名もある。

 

・花の後には鞘に入った種ができ、これを蒔けば簡単に増やすことができる。繁殖はこのほか株分けによる。

 

・葉は季節を経ると大きくなって垂れ下がる。同科のキョウチクトウと同じように毒性を持ち、枝葉をちぎると乳液が出てくる。日向であれば秋に紅葉するが、半日陰に育つことが多く、綺麗に紅葉することは稀である。

 

・乾燥に弱く、半日陰の湿った場所を好む。耐寒性、耐暑性があり、病害虫にも強い。概して育てやすいが、花が控えめであることや花期が短いことから、目にする機会はあまりない。

 

 

【品種】

・ホソバチョウジソウ、ヤナギバチョウジソウ

 葉の幅が狭い品種。いずれも北アメリカ原産で、日本でも園芸や切花用として流通する。

 このほかチョウジソウ属の草花は太平洋岸の北半球を中心に全8種ほどが知られており、欧米ではガーデニング用に人気が高い。日本で流通しているものは品種が種々入り混じっており、混沌としている。

 

【開花時期】

・4月~6月

 

【花の色など】

・藍色

 

【背丈】

・~80cm

 

【似ている草花】

・チョウジノキ

 香料の「丁字香」を採取する熱帯性の樹木。 

・ジンチョウゲ

 別名を「チョウジグサ」といい、紛らわしいが、全くの別物。