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トキワハゼ/ときわはぜ/常磐爆

Japanese mazus

常磐ハゼ,特徴
ムラサキサギゴケに似るが花はより小さくて白い
ときわはぜ,植物図鑑
開花は4~11月。じっくり観察すればあちこちに咲いている
ときわはぜ,花,画像
トキワハゼの花
紫の花が咲く小さな雑草
群生する様子

 

【トキワハゼとは】

・北海道~沖縄の各地に分布するハエドクソウ科の一年草(または越年草)。日本の在来種であり、野原や人家近くの道端、田畑の畔、校庭のみならず、アスファルトの隙間などにも生える丈夫な性質を持つ。

 

・厳冬期以外は開花を繰り返し、果実が熟すと爆ぜるように割れることからトキワハゼ(常葉爆)と名付けられた。別名にナツハゼがあるが食用の実がなるナツハゼとは別物である。

 

・花や全体の様子は同じハエドクソウ科のムラサキサギゴケに似るが、本種には横に這う茎(匍匐枝)が出ず、花はより小さくて白っぽい。また、ムラサキサギゴケは湿った場所に多いが、本種はやや乾燥した場所に見られる。

 

・トキワハゼの開花は4~11月で、4~6月にしか咲かないムラサキサギゴケとは異なる。花は長さ1センチほどの唇形。茎の先端付近で疎らに下から順に咲き、茎を伸ばす。

 

・花の上唇部分はより濃い紫色。二つに裂けるが裂片は小さく、ムラサキサキゴケほどは目立たない。下唇は紫がかった白色で大きく三つに裂け、ムラサキサギゴケと同じように基部の中央に黄褐色の斑紋が入る。萼は先端が五つに裂け、花が終わっても果実を包むように残る。果実はやや扁平な球形で細かな種子を多数含む。 

 

・葉は歪んだ卵形で縁には浅いギザギザがある。下の方にある葉は大きく、茎から対になって生じるが、茎の上部にある葉は小さく、茎から互い違いに生じる。葉が年中、緑色を保つため常磐爆と呼ばれるという説もある。

 

・トキワハゼにも地を這うように伸びる茎があるが、ムラサキサギゴケのように途中で発根することはない。株の寿命は数か月程度だが、さかんに開花、結実して世代交代を繰り返すため「常磐(ときわ)」に見える。

 

【トキワハゼの品種】

・シロバナトキワハゼ

 白花が咲く品種。下唇には原種同様に黄褐色の斑紋がある。

 

【トキワハゼに似た植物】

ムラサキサギゴケ

トキワハゼの基本データ

 

【分 類】ハエドクソウ科/サギゴケ属

     多年草

【漢 字】常磐爆(ときわはぜ)

【別 名】ナツハゼ

【学 名】Mazus pumilus

【英 名】Japanese mazus

【開花期】4~6月

【花の色】淡い紫と白

【草 丈】~20cm

 

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