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今咲いている花木

花の咲く草木はたくさんありますが、街中や公園で普通に見かける種類は案外限られています。

 

ここでは関東地方で今の時期に咲いているであろう草木を花の色別(白・ピンク・青・オレンジ・黄色など)に紹介します。

主に木に咲いている花ですが、時季によっては草花も紹介します。

 

どれも有名なものばかりなので園芸ビギナー向けではありますが、それぞれの名前や写真をクリックすると詳細ページに移動します。

 

なお、このページは筆者の都合にもよりますが、二十四節気程度のペースで更新します。

 

(last update 2023/3/20)

今咲いている黄色い花木

マンサク

 

他の花木に先駆けて、「まず咲く」ので「マンサク」だとか。公園や街路では花がより派手なシナマンサクやアメリカマンサクが使われます。

ミツマタ

 

枝が三股になることから命名されました。古くから庭木に使われますが一般的な知名度は低めです。ヒマワリを思わせるような花が咲きます。

トサミズキ

 

土佐の国に自生していたことから名付けられました。花は大きく、形は複雑で、日に日に変化していきます。

今咲いている木になる花

ヒュウガミズキ

 

トサミズキを小さくしたような花です。樹高も大きくはならないので違いは明瞭です。日向の国(宮崎)が自生地ではありませんが、誤って命名されました。

サンシュユ

 

別名を「春小金花」といいます。都心部でも比較的大きな木が多く、この時季になると小金のように遠くからも目立ちます。

クロモジ

 

やや通好みの花木であまり目立ちませんが、香りのある枝が爪楊枝に使われることで知られます。和風庭園や茶庭に使われます。

シロモジ

 

クスノキの仲間には春に黄色い花を咲かせるものが多く、これもその一つです。クロモジには劣りますが、枝に香りがあります。

ダンコウバイ

 

クロモジなどと同様のクスノキ科でポンポンとした花が咲きます。こちらも枝は爪楊枝に使われます。

アブラチャン

 

なぜ「油ちゃん」?

一度聴いたら忘れられない名前の秘密は個別のページで・・・上の三つと同じような感じの花が咲きます。

シキミ

 

かつては墓地に植えられることが多く、あまりイメージのよくない木です。実には猛毒があり、食せば命にかかわります。

ロウバイ 

年末年始の時期に咲く香木。香水を思わせるようなその香りは少し離れた場所でも嗅ぎ分けることができます。画像のものより黄色が濃いのはソシンロウバイです。

ミモザ(ギンヨウアカシア)

 

洋風の庭園や公園、おしゃれな店先で見かける黄色い花です。メタリックな葉から、一目で日本の花木ではないと分かるはずです

ヒイラギナンテン 

 

ヒイラギのように尖った葉が、ナンテンのように並ぶ低木です。丈夫な性質を持ち、公園や街路に植えられますが、今の時期には黄色い花が咲きます。

今咲いているピンクの花木

カワヅザクラ

 

あちこちの自治体が町おこしなどに使い、ニュースでは必ず開花が話題になるサクラです。

オオカンザクラ

 

カンヒザクラとオオシマザクラの雑種で、花弁の先端に細かな切れ込みがあるのが特徴です。また、開花とほど同時に新葉を展開し始めます。

ソメイヨシノ

 

日本のサクラの定番。みんな大好きソメイヨシノ。今年はいつもより早めに咲きました。

ジンチョウゲ

 

この香りに惹かれる方も多いことでしょう。すべてが白い花や葉に模様が入る品種もあります。

ウグイスカグラ

 

雅な名前ですが、花は余り目立たず、話題になりにくいようで、雑草のように扱われている公園もありますが、その控え目さは茶庭に好まれます。

今咲いている白い花木

ウメ

 

日本人なら知らない人はいないのでは? 昔は花見といえばサクラではなく梅だったそうです。花の色は紅、白、ピンクなどいろいろです。

 

アセビ

 

枝葉には毒があることで知られ、動物は食べません。花はスズランのように可憐です。紫がかった花を咲かせるものもあり、人気です。

コブシ

 

関東地方ではこの花が咲くとお別れの時期に突入します。モクレンと混同されやすい花木ですが、やや小ぶりで控えめな花です。

現在 開花している花木

ユキヤナギ

 

柳のような枝に細かに雪が降り積もったように見える花が咲くというのが名の由来。これが咲くとソメイヨシノの開花も近い?

今咲いている赤い花木

ボケ

 

名前が有名なわりに、一般的には見分けられない方が多いようです。花の色は白、紅、ピンクなど。花期は長いです。

現在 開花している木の花

ツバキ

 

「ツバキ図鑑」があるほど品種が多く、開花時期は様々です。花の色は紅、ピンク、白などが中心ですが、中には紫色の品種もあります。もうそろそろ終わりかな・・・

こんな花も咲いています

ネコヤナギ

 

川原で見かける猫のシッポのような物体。これも一応、花です。しばらく観察していると黄色や紅色のシベが見え隠れしてきます。

オニシバリ

 

ジンチョウゲの仲間ですが庭木として使われるのは稀です。夏季に葉を落とす、へそ曲がりな性質を持ち、「ナツボウズ」とも呼ばれます。

センペルセコイア

 

北アメリカ西部を原産とする、世界で最も背が高くなる木ですが、小さくて目立たない雌雄の花が咲いています。

今咲いている草花

関東の道端、庭、公園で見られる草花です。

オオイヌノフグリ

 

ここからは木ではなく草です。道端や空き地、田畑の畔、川原の土手などで無数にしている小さな青い花です。

ホトケノザ

 

ヒメオドリコソウよりも鮮やかなピンク色の花が抱き乱れています。葉の様子を仏が座る蓮華座に見立てて命名されました。

ヒメオドリコソウ

 

オオイヌフグリと同じ場所に生えるピンクの小さな花です。ホトケノザに似ていますが、花は蓑のような葉に隠れるように咲きます。

フクジュソウ

 

お正月のイメージですが、あれは促成栽培されたもの。地植えのフクジュソウはこの時季に咲いています。

セツブンソウ

 

節分草ですが、これもこの時季に咲いています。画像はマクロ撮影ですが。実際は小さく可愛らしいものです。

スイセン

 

画像はニホンズイセンですが、近年は様々な品種が育てられており、黄色い花が咲く品種もあります。

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