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コブナグサ/こぶなぐさ/小鮒草

Jointhead arthraxon 

こぶなぐさ,植物
草丈50センチほどで道端などに生える
こぶなぐさ,黄色い染料
葉は長さ2~6センチで、フナに似るとして小鮒草となった
ハチジョウカリヤス
茎の様子
八丈刈安,植物
茎には節があり、毛を生じる
こぶなぐさ,花
開花期の様子
Arthraxon hispidus
かなり地味な花であり目立たない
コブナグサ,特徴
晩夏の様子
紅葉
黄葉期の様子
小鮒草,冬
初冬の様子

【コブナグサとは】

・北海道~九州に分布するイネ科の一年草。道端や田畑の畔、草地などに見られるニワホコリのように地味な在来種だが、八丈島の特産品である黄八丈染めなどに使われ、別名をハチジョウカリヤスという。

 

・葉は幅の狭い卵形で長さは2~6センチほど。両面と縁に毛があって先端が尖り、基部はハート形で茎を抱くよう互い違いに生じる。

 

・草丈は20~50センチで茎はかなり細いが、下部で分岐し、枝分かれが多い。葉の形が魚のフナに似るため、コブナグサとなった。茎には節があり、節間に毛を生じる。

 

・コブナグサの開花は秋で、茎先から伸びる放射状の花序に、淡い緑~紫を帯びた小さな花穂を付ける。花はほとんど目立たず、観賞価値は高くない。

 

【コブナグサに似た植物】

・カリヤス

 イネ科の多年草で、コブナグサと同じように黄色を染める染料として使われる。英語のような名前だが、茎が中空で借りやすいことからのカリヤスだという。

かりやす,植物
カイリャス(果穂)

コブナグサの基本データ

 

【分 類】イネ科/コブナグサ属

     一年草

【漢 字】小鮒草(こぶなぐさ)

【別 名】はちじょうかりやす(八丈刈安)

【学 名】Arthraxon hispidus

【英 名】Jointhead arthraxon

【開花期】~11月 

【花の色】淡い緑色~紫褐色 

【草 丈】~50cm

 

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