ヌルデ/ぬるで/白膠木

Sumac

クリーム色の花が咲く木,道端,何
日本全国のヤブや道路沿いに繁茂する
白膠木,フシノキ,ぬるで
ヌルデの冬芽
白膠木の木,特徴
新芽の様子(垂れ下がるのは前年の果実の穂)
ぬるで,葉っぱ
新葉の様子
ヌルデの木,特徴
葉の軸には特徴的な「ヒレ」があって容易に見分けられる
ぬるでの木,葉っぱ
「虫こぶ」ができた葉の様子
ヌルデ,開花時期,ぬるで
花の時期にはよく目立つが・・・
Sumac tree,flower
話題にならない木 しかし、虫には人気がある
白膠木,読み方
花の後には納豆のような実ができる
白膠木,紅葉
紅葉初期のヌルデ
nurude,husinoki
紅葉期の葉の様子
ヌルデモミジ,フシノキ,黄葉
紅葉期には果実が目立つようになる
ヌルデ,塩,樹木
果実の表面にできる粉(リンゴ酸カルシウム)は塩の代用になる
東山植物園
冬季には実の殻だけが目立つ
ヌルデ 幹 画像
樹皮の様子

【ヌルデとは】

・日本全国の山野、空き地、道端で普通に見られるウルシの仲間。中国、朝鮮半島、インド、インドシナなどアジアの広域に自生する。

 

・幹を傷付けることで採取される樹液は白く、これを器などの塗料として使ったことからヌルデと名付けられた。

 

・同類のウルシほど鮮やかではないものの、秋に紅葉し、かつては「ぬるでのもみじ」と呼ばれた。ヌルデは小葉の間の葉軸(茎)にヒレのような「翼」があり、他と容易に区別できる。

 

・夏の終わりになると枝先にフワフワした円錐状の花を咲かせ、遠目にもよく目立つ。色はクリーム色で、花一輪の直径は5ミリ程度。

 

・10月ごろにできる果実は直径3ミリほどのオレンジ色で、納豆のように?大量に垂れ下がるのが特徴。表面に吹く白い粉(リンゴ酸カルシウム)は塩味で、戦時中は塩の代用にされたという。現代においてはヒヨドリやアオゲラなどの野鳥が晩秋にこれを目当てに集う。

 

・葉に「ヌルデシロアブラムシ」が寄生して「虫こぶ(=五倍子)」を作ることがある。虫こぶにはタンニンが多量に含まれ、貴重な天然塗料として、お歯黒や染料、皮なめしに使われ、粉末にしたものは漢方薬や化粧水の原料として使われる。

 

・ヌルデは農村の習俗に深く根ざし、地方によっては小正月になると門、畑、神棚などにヌルデの枝で作った飾り(祝木、かゆかき棒、粟穂稗穂、成木責などという)を祭った。また、寺院でたく護摩木にもヌルデを使うことが多かった。

 

【育て方のポイント】

・日向であれば、場所を選ばずに育つが、コンクリートの合間から顔を出す雑草のような樹木であり、意図して庭に植えることは稀。

 

・剪定も不可能ではないが、枝の出方は粗く、樹形はまとめにくい。

 

・ウルシのように枝葉に触れただけで皮膚がかぶれることはほとんどないが、上記の「虫こぶ」に触れると、かぶれることが多い。皮膚の敏感な人は多少注意が必要。

ヌルデの基本データ

 

【分類】ウルシ科 ウルシ属

    落葉広葉 小高木 

【学名】Rhus javanica

        var.roxburghii

【別名】フシノキ

【成長】かなり早い

【移植】簡単

【高さ】5m~15m 

【用途】雑木

【値段】800円~