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タラノキ/たらのき
Japanese Angelica-tree
【タラノキとは】
・日本全国に自生する落葉低木。春に見られる新芽「タラノメ」はいわゆる山菜として大人気であり、その味わいから「山のバター」と賞され、天婦羅、胡麻和えなどにして食べられる。
・枝や葉の数は少なく、幹に棘が多いことから庭木として積極的に使う例は少ないが、実益(食用)を狙って植えることもある。
・8~9月になると黄緑色の花を咲かせ、秋には黒紫色の実ができる。実は野鳥が好んで食べる。
・ウドを意味する朝鮮語「ツチタラ」が転訛してタラノキになった。
【育て方のポイント】
・日向であれば土質を選ばず丈夫に育つが、水はけの悪い場所では根腐れを起こしやすい。
・成長が早く、放置すれば大株になる。他の植木の生長を阻害しないためにも、「タラの芽」を摘んで成長を抑制したり、強めの剪定を行って枝分かれを促したりする必要がある。
・一般的なタラノキは棘があって扱いにくいが、棘が少ない、あるいはまったくない「メダラ(=トゲナシタラ)」や「赤芽タラ」という変種もある。
【ウドとタラノキ】
・同じウコギ科で食用になるウドは時に「ウドの大木」などと言われるが、木ではなく多年草であり、茎の内部は空洞になっている。
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(観葉)山菜 タラノキ 苗 3〜4号(1ポット) 家庭菜園
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タラノキの基本データ
【分類】ウコギ科/タラノキ属
落葉広葉/低木
【学名】Aralia elata
【別名】ウドモドキ/オニダラ
タランボ
ヘビノボラズ/トリトマラズ
【成長】早い
【移植】普通
【高さ】3~5m
【用途】食用
【値段】1500円~