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タカノツメ(鷹の爪)
Takanotsume










【タカノツメとは】
・北海道の北部及び沖縄を除いた日本全国に見られるウコギ科の落葉高木。画像のとおり冬芽が鷹の爪を連想させるとして名付けられた。イタリア料理などでお馴染みの唐辛子も同じ由来と思われるが、両者に関連はない。
・葉は長さ5~15センチほどのものが、3枚一組になるのが基本。ただし、環境や個体によっては1枚だけのもの、2枚一組のものが混じる。若菜は香りが強く、コシアブラと同じように山菜として食用になる。
・花期は初夏(5~6月)で、雄の株には雄花を、雌の株には雌花を咲かせる。花は小さな黄緑色であまり目立たない。その後にできる実は直径8ミリほどで、黄葉の頃に熟すと黒くなる。
・葉や黄葉の様子はコシアブラにやや似るが、黄色が濃い上、表面に光沢があってより美しい。ただし、イチョウのようにまっ黄色にはならない。、
・材は白くて柔らかいため野菜のイモに例えられ、イモノキという別名がある。加工しやすいため下駄、経木、マッチ棒や箸などに使われる。
【育て方のポイント】
・日当たりがよく、肥沃な土地を好む。植え付けの際は腐葉土やたい肥を十分にすき込むのが良い。
・成長は早いが、剪定は可能。ただし剪定すると樹形が乱れやすい。
【似ている木】
・タラノキ
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タカノツメの基本データ
【分類】ウコギ科 タカノツメ属
落葉広葉 小高木
【学名】Evodiopanax innovans
【別名】イモノキ
【成長】早い
【移植】普通
【高さ】5m~15m
【用途】公園/山菜
【値段】2000円~