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チャンチンモドキ/ちゃんちんもどき

Lapsi fruit tree

ちゃんちんもどき,実,ラプシ
原産地では菓子などの材料になり、ラプシーと呼ばれる
ちゃんちんもどき,樹木
チャンチンモドキの冬芽
ちゃんちんもどき,葉っぱ,チャンチンモドキ
新葉の様子
チャンチンモドキ,葉っぱ
新緑は普通にライトグリーン
雌雄,花,ちゃんちんもどき
雄花の様子
チャンチンモドキの葉っぱ
葉の縁は波打つがギザギザはない
ちゃんちんもどき
葉の裏側の様子
ちゃんちんもどき,樹木
樹高は25mほどになる
ラプシー,木の実
未熟な実の様子
五龍眼菩提樹
果実の核は五角柱 これを数珠に使う
チャンチンモドキ,紅葉
黄葉の様子
チャンチンモドキ,ラプシーの木,幹
樹皮は紫がかり、経年と共に縦に裂け目ができる
香椿擬,樹木,ちゃんちんもどき
チャンチンモドキの樹皮

 

【チャンチンモドキとは】

・インド北部、タイ及び中国南部などの暖地を原産とするウルシ科の落葉高木。日本では九州(熊本と鹿児島)において稀に自生が見られる程度であり、絶滅が危惧される。

 

 

・葉の形がセンダン科のチャンチンに似るが、まったくの別種であるためチャンチンモドキと名付けられた。チャンチンとは花の色、開花時期、新葉の色、実の形状などが明確に異なる。また、チャンチンは木全体に香りがあるが本種の葉や花には香りはない。

 

 

・葉は長さ6~9センチほどの小葉が3~6対集まり、大きな羽根状になって枝から互い違いに生じる。小葉の縁は波打ち、若い木では大きなギザギザがある。

 

 

・元祖のチャンチンは新葉が黄色やピンクに色づくが、チャンチンモドキはそんなふうにはならない。ウルシの仲間だが葉に触ってもかぶれることはなく、葉のエキスは化粧水(ローション)の原料として使われている。

 

 

・雌雄異株で5月頃に小さな薔薇のような紫褐色の花が咲く。雄株に咲く雄花は円錐状にたくさん集まって下向きに咲き、雌株に咲く雌花は単独で咲く。直径は5ミリほどで木の高いところに咲くため目立たないが、開花期には木の下が赤褐色になるため開花に気づく。ちなみにチャンチンの花は白色で6月ころに咲く。

 

 

・花の後にできる果実は2~2.5センチの楕円形。中には直径1.5センチほどの核があり、その表面には五つの窪み(発芽孔)がある。10~11月ごろになるとセンダンと同じような渋い黄色に熟して落下。ヒマラヤ地域ではこれを漬物やキャンディーにして食用したり、核を「五龍眼菩提樹」として数珠の材料にする。

 

 

・別名をカナメノキというが、カナメモチとは関係がない。 

 

 

【チャンチンモドキの育て方のポイント】

・日向であれば土質を選ばずに育つ。幹のみならず側枝も太く、直上する傾向があり、成木では壮大な樹形となる。このため自然樹形を鑑賞するには、相当広いスペースに植える必要がある。

 

 

・暖地の生まれではあるが、関東以西であれば育てられる。

 

チャンチンモドキの基本データ

 

【分類】ウルシ科/チャンチンモドキ属

    落葉広葉/高木

【漢字】香椿擬(ちゃんちんもどき)

【別名】カナメノキ/ラプシー/ロプシー

【学名】Choerospondias axillaris 

【英名】Lapsi fruit tree

【成長】早い

【移植】普通

【高さ】10m~25m

【用途】公園/街路樹

【値段】

 

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