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フェイジョア/ふぇいじょあ
Feijoa tree
【フェイジョアとは】
・ウルグアイやパラグアイなど中南米を原産とする亜熱帯の果樹。食用となる実もさることながら、花も美しいため日本でも庭木として使われる。
・開花は6~7月で、蕊(しべ)が目立つ花の作りは同じ時期に咲くビヨウヤナギやキンシバイに通じるものがある。
・11月ごろに熟す果実は甘く、パイナップルのような香りがあ
る。実が落ちる前に収穫し、しばらく寝かせたものを生で食べたり、ジャムにしてたべたりする。
【フェイジョアの育て方のポイント】
・原産地を見れば分かるように温暖な地を好むが、成木であれば冬場に気温がマイナス10度になるような場所でも耐える。ただし寒風には弱いため、風当たりの強い場所は避けるか、囲いを設けるとよい。一般的な植栽の適地は関東以南となる。
・水はけが良ければ土質は選ばずに育つが、日差しを好む「陽樹」であり、日陰では花や実ができにくい。
・剪定には耐えるが、刈り込みばさみで刈り込むような木ではない。密生した枝を根元から間引くような剪定が適する。
・フェイジョアは品種によって自家受粉するものとそうでないものがある。実ができやすい「自家結実性」の代表的な品種は「クーリッジ」「プリティグリーン」などで、大型の実がなる。実ができにくい「自家不結実性」の品種には「マンモス」や「トライアンフ」などがある。「自家不結実性」でも人口受粉すれば実ができる。
フェイジョアの基本データ
【分類】フトモモ科 フェイジョア属
常緑広葉 低木
【漢字】─(ふぇいじょあ)
【別名】パイナップルガアバ
【学名】Feijoa sellowiana Berg
【英名】Feijoa tree
【成長】早い
【移植】簡単
【高さ】3m~5m
【用途】果樹/公園
【値段】800円~