庭木図鑑 植木ペディア > シセントキワガキ
シセントキワガキ/しせんときわがき/四川常磐柿
Chinese persimmon
【シセントキワガキとは】
・中国四川省を原産とする常緑のカキ。共に庭木や盆栽として使われるロウヤガキに似るが、ロウヤガキは落葉性であることが異なる。
・葉は肉質で長さ5~9センチほど。ロウヤガキよりも細長い。
・花期は初夏。花は小さいが、木自体が小ぶりであるため普通のカキの木よりは花が目立つ。
・花の後にできる実は直径2~3センチで文字どおり豆サイズだが、甘味があって食用できる。しかし、雌雄異株であるため雌雄それぞれの株を植える必要がある。
・実は一般的なカキとは異なって枝に直接できず、柄にぶら下がってできるのが特徴。実には羽根のようなヘタがついている。
【シセントキワガキの育て方のポイント】
・日当たりンと水はけの良い場所を好むが、乾燥にはやや弱いため、腐葉土質の土壌に植えるのがよい。
・成長が緩やかであり、放任してもそれほど大きくならないが、盆栽にできるほど剪定に強い。
【シセントキワガキに似ている木】
・マメガキ(シナノガキ)
・リュウキュウマメガキ
・トキワマメガキ(トキワガキ/タイワンマメガキ)
床柱に使われるマメガキ。材に黒い模様の入る黒柿が特に珍重される。
シセントキワガキの基本データ
【分類】カキノキ科 カキノキ属
常緑広葉 小高木
【漢字】四川常磐柿(しせんときわがき)
【別名】タマフリノキ
【学名】Diospyros cathayensis
Steward
【英名】Chinese persimmon
【成長】遅い
【移植】普通
【高さ】4m~10m
【用途】庭木/盆栽/果樹
【値段】─