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フトモモ/ふともも/蒲桃

Rose apple

ふともも,植物
フトモモの木の葉

 

【フトモモとは】

・インド~マレー半島を原産とするフトモモ科の常緑樹。果実が食用となり、古くから東南アジアや太平洋諸島の各地で栽培される。フトモモという和名は、中国名の「蒲桃(プータオ)」が転訛したもの。

 

・日本では屋久島以南の南西諸島、小笠原、八丈島に植栽され、野生化したものが山間にも見られる。湿地を好み、水辺に乗り出すように枝を広げるものが多い。

 

・フトモモの開花は3~5月。花は直径4~7センチのブラシ状で枝先に咲くが、長い雄しべが密生するためネムノキをクリーム色にしたような雰囲気がある。

 

・花弁と萼片は4個ずつあるが、花弁は開花と同時に脱落。萼は丸みを帯び、先端は浅く四つに裂ける。雌しべは1本。

 

・フトモモの果実は直径3~5センチの球形あるいは楕円球で、日本では夏に黄色~淡いピンク色に熟す。果肉はやや堅くて果汁も少なめだが、ほんのりとした甘酸っぱさがあり、ジャムやゼリー、果実酒に使われる。

 

・果実にはバラに似た香りがあり、台湾ではこれを「香果」、英語ではローズアップルという。果実には1~2個の大きな種子を含み、未熟なものは渋味が強い。

 

・フトモモの葉は幅の狭い楕円形で長さは10~20センチほど。先端は細く尖り、葉の縁にギザギザはない。厚い皮質で表面は光沢のある濃緑色。枝から対になって生じる。樹皮は細くひび割れる。

 

【フトモモの育て方のポイント】

・亜熱帯性であり耐寒性は乏しい。上記の栽培地以外では地植えで越冬できないため、鉢植えにして温室で管理する必要がある。

 

・植栽の適地であれば放任気味でも育てられる。ただし、乾燥地は苦手。

 

・花と実はその年に伸びた枝の先にできるため、春先に強い剪定を行うと花や実がならない。

 

【フトモモの品種】

・ヒメフトモモ

 

【フトモモに似た植物】 

 フェイジョア  アデク

 ブラシノキ ラーター

 ポウフータカーワ

フトモモの基本データ

 

【分類】フトモモ科/フトモモ属

    常緑広葉/高木

【漢字】蒲桃

【別名】ローズアップル

    フートー/ホトゥ    

【学名】Syzygium jambos

【英名】Rose apple

【成長】やや早い

【移植】簡単 

【高さ】5~10m

【用途】果樹

【値段】1500円~