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ジンチョウゲ/じんちょうげ/沈丁花
Winter daphne
【ジンチョウゲとは】
・春先に芳香のある花を樹冠一面に咲かせることで知られる常緑低木。原産地は中国で、室町時代に日本へ渡来した。
・北海道南部から九州まで幅広く栽培されるが温暖な地ほど生育がよい。
・日本にあるのはほとんどが雄株であり結実しない。挿し木によって人為的に増やしている。
【育て方のポイント】
・いわゆる「陰樹」であり、半日陰に植えるのが適しているが、極端な日陰でなければ、どこでも育つ。
・幼樹は移植できるが成木は移植できないため植える場所は慎重に選ぶ必要がある。
・放任しても丸い形にまとまりやすい。剪定にも強い。
・乾燥や過度の湿気で突然枯れることがある。
・病害虫に比較的強いが、風通しが悪いとカイガラムシ等がつく。
【ジンチョウゲの品種】
・フクリンジンチョウゲ~葉が白く縁取られている。
・シロバナジンチョウゲ~花の内部も白い。
【ジンチョウゲに似ている木】
・ゴモジュ
【名前が似ている木】
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★とても珍しい★ 実成り沈丁花(ジンチョウゲ:メス木)「☆」 |
ジンチョウゲの基本データ
【分類】ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属
常緑広葉 低木
【学名】Daphne odora
【別名】ジンチョウ/チョウジ/瑞香
【成長】遅い
【移植】難しい
【高さ】1m~2m
【用途】花木/公園/街路樹
【値段】600円~