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シャシャンボ(小小坊)
sea bilberry










【シャシャンボとは】
・関東南部から九州までを原産とするブルーベリーの仲間で「日本のブルーベリー」あるいは「ワイルドブルーベリー」等と称して親しまれる。
・晩秋になると黒紫色に熟す実は「サシブ」と呼ばれる。直径5~6mm程度で甘酸っぱく、生食できる。ブルーベリー同様、表面には粉白を帯びる。
・小さな果実が並んで実る様を「小小坊」と表現して名付けられた。
・樹形が整いにくく、本来は庭木とするような木ではないが、初夏に咲く壷状の花を観賞したり、落葉性のブルーベリーの代用として庭植えされるようになった。関東地方ではあまり馴染みがないものの、関西地方では普通に見られる。
・樹齢を重ねると木肌がツルツルになり、サルスベリに似る。
【育て方のポイント】
・日向を好むが半日陰程度までなら耐える。ただし、花や実を確実に楽しむには日照が必要。
・適度な湿気があり水はけの良い場所を好む。また、ブルーベリー同様に酸性の土の方が育ちが良い。
・ブルーベリーの台木として使われるほど樹勢が強く、剪定にも耐える。
【シャシャンボの品種】
・ムニンシャシャンボ
小笠原諸島に固有のシャシャンボで、花はより大きい。


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目にとってもいいアントシアニンが豊富!!ワイルドブルーベリー シャシャンボ 小々坊 ブルーベ... |
シャシャンボの基本データ
【分類】ツツジ科 スノキ属
常緑広葉 小高木
【学名】Vaccinium bracteatum
【別名】シャセンボ/サシブ
【成長】早い
【移植】難しい
【高さ】5m~10m
【用途】シンボルツリー/果樹
【値段】1500円~