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サザンカ(山茶花)
Camellia sasanqua






【サザンカとは】
・サザンカは冬の代表的な花木だが品種が多く、11月から3月にかけて開花する。花が咲く垣根を作ることができため、古くから人気が高い。葉の色や形は品種によって微妙に異なる。
・紅花のイメージが強いものの、白または薄いピンクの花が原種となっている。
・花の終わりにツバキが花ごと落ちるのに対して、サザンカは花びら単位で落ちる。ツバキに比べればやや寒さに弱いものの、根付いてしまえば耐寒性はある。一般的にはサザンカの方がツバキよりも先に咲く。
・サザンカという名前はツバキの漢名であるサンサカ(山茶花)が転訛したもの。
【育て方のポイント】
・日陰にやや強い。
・排気ガスに強い。
・成長が遅めで剪定の手間が少ない。
・晩春以降に剪定すると花数が減る。
・チャドクガの被害に遭いやすい。
・花後の掃除がやや面倒
・ツバキよりも寒さに弱い。
【類似種との見分け方】
・ツバキとの交雑で品種は数限りなく、区別が難しいものも少なくない。
・ツバキの花は香りがないが、サザンカの花は微かに香る。
【サザンカの品種】
サザンカはツバキ同様に、数限りない品種があります。ここではほんの一例を採り上げます。






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サザンカの基本データ
【分類】ツバキ科 ツバキ属
常緑広葉 小高木
【学名】Camellia sasanqua
【別名】ヒメツバキ/コツバキ
コカタシ/カタシ
【成長】やや遅い
【移植】簡単
【高さ】1m~10m(品種によって多様)
【用途】垣根/公園/コンテナ
【値段】300円~3000円