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マイヅルソウ/まいづるそう/舞鶴草

False lily-of-the-valley

舞鶴草,雪笹
葉は直径2~10センチで地域によって形状が異なる
みどりゆきざさ
蕾の様子
マイヅルソウ,植物
開花は5月~で下から順に咲く
まいづるそう,実
花の後には水分を含んだ実ができる
みどりゆきざさ
未熟な果実はマダラ模様
舞鶴草の赤い実
熟すにつれて赤くなる
False lily-of-the-valley
熟したマイヅルソウの実
食べる,食用
盛りを過ぎると萎み始め、味も薄くなる
False lily-of-the-valley
紅葉の様子
False lily-of-the-valley
初冬の様子

【マイヅルソウとは】

・北海道南部~九州の高山帯~亜高山帯に分布するキジカクシ科の多年草。針葉樹林の林床など薄暗い場所に群生し、葉の様子が翼を広げて舞う鶴に似ているとして、マイヅルソウと名付けられた。日本以外でも東アジアと北アメリカの温帯~亜熱帯に分布。

 

・学名のMaianthemumは「5月に咲く花」の意味で、実際の開花も5~7月。茎の上部から伸びた2~5センチの花茎に、長さ3~6ミリの花が10~20輪ずつ穂状に集まって咲く。

 

・花被片(花弁と萼)は4枚で白い楕円形。上半分は反り返って平らに開く。雄しべは4個で花被片より短く、花柱(雌しべ)の先端は浅く三つに裂ける。

 

・花の後には水分を含んだ直径5~7ミリの球形の果実がなり、秋には赤く熟す。光沢のあるマイヅルソウの実は、紅葉とのコントラストが美しく観賞の対象になるが、甘味があって食用にもなる。

 

・マイヅルソウの葉は長さ3~10センチ、幅2~8センチほどだが、形状は育つ環境によって微妙に異なり、太平洋側では細長い楯形に、日本海側では円に近いハート形となる。

 

・葉は茎から互い違いに2~3枚ずつ生じ、表面は鮮やかな緑色。両面とも無毛で葉脈は浅くへこみ、縁は細かく波打つ。茎は細く滑らかで、葉の付け根あたりで微かに折れ曲がり、基部には半円または三角形の突起がある。

 

【マイヅルソウに似た植物】

・ヒメマイヅルソウ

 北海道と本州中北部に分布する近縁種。名前のとおりマイヅルソウよりも全体に小さく、細長い三角形の葉の縁には柱状の突起があり、裏面に毛を生じる。

 

・オオマイヅルソウ

 マイヅルソウの葉にはそもそも個体差があるが、葉が極端に大きいものをあえてオオマイヅルソウと呼ぶことがある。

 

ユキザサ

マイヅルソウの基本データ

 

【分 類】キジカクシ科/マイヅルソウ属

     多年草

【漢 字】舞鶴草(まいづるそう)

【別 名】ミドリユキザサ

     ヒロハノユキザサ

【学 名】Maianthemum dilatatum

【英 名】False lily-of-the-valley

【開花期】5~7月

【花の色】

【草 丈】~25cm