ホウライチク/ほうらいちく/蓬莱竹

Hedge bamboo

蓬莱竹,葉っぱ
葉は細長いが変異が多くて一定しない
棹梢,かんしょう
タケの皮が細長く尖るという特徴を持つ
ほうらいだけ
稈の様子

【ホウライチクとは】

・中国南部及びインドシナを原産とするホウライチク属の多年生常緑竹。正月の縁起物である「蓬莱飾り」に使われたことから、ホウライチクと名付けられた。地下茎が広がらず管理しやすいため、庭園に植栽される。

 

・熱帯性のバンブーだが耐寒性があり、中部地方以南の太平洋側であれば育てられる。稈を火縄銃の火縄に使うため、薩摩(鹿児島)の島津藩が中国から導入した。今でも九州では護岸や垣根に使われ、野生化したものも見られる。

 

・ホウライチクの葉は長さ6~15センチ、幅7~13ミリで、枝の先端部に3~9枚ずつ生じる。形は細長いものが多いが、個体差があって一定しない。表面は濃緑色で裏面は薄い緑色。葉脈は縦に走るものだけで横脈はない。質が薄く、乾燥するとすぐ内側に巻き込む。

 

・タケノコが出るのは夏以降。若いタケに残るタケノコの皮の先端(稈梢)は三角形に尖る。稈が肉厚で、その重みによって水に沈むことから別名はチンチク(沈竹)。また、タケノコの出る時季から、ドヨウダ(土用竹)とも呼ばれる。

 

・在来のタケやササのようには地下茎が広がらず、密生した株立ち状に育つ。若い棹は緑色で細かな毛があるが、季節を経ると無毛となり、先端付近は淡い褐色になる。

 

【ホウオウチクに似たタケ】

ホウオウチク

 本種の変種で小さな葉が密生するため、目隠しの生垣に多用される。 

・ホウショウチク

 

・コマチダケ

ホウライチクの基本データ

 

【分 類】イネ科/タケ亜科

     ホウライチク属

【漢 字】蓬莱竹(ほうらいちく)

【別 名】ドヨウダケ(土用竹)

     チンチク/ホウビチク

     ウビチク/イガタイ

     サカエタケ/コウコウダケ

【学 名】Bambusa multiplex

【英 名】Hedge bamboo

【高 さ】3~5m 

【直 径】2~4cm

【節間長】40~50cm