ニワゼキショウ/にわぜきしょう/庭石菖
Annuarl Blue eyed grass
【ニワゼキショウとは】
・北アメリカを原産とするアヤメ科ニワゼキショウ属の多年草。日本に渡来したのは明治20年頃で、植物園において栽培されていたものが野生化し、現代では北海道~沖縄の各地に育つ。日当たりのよい草地や土手に多く、開花期には公園等の芝生に点在するのがよく目立つ。
・大きさは全く異なるが、葉の形と生え方がサトイモ科のセキショウに似ること、セキショウは水辺に育つが本種は庭などの陸地に育つためニワゼキショウと名付けられた。
・ニワゼキショウの開花は5~6月で、葉の間から伸びた細い花茎の先に六弁花を咲かせる。直径は10~15ミリほどで小さめだがハッキリとした形をしており、草地の中空に星が散らばっているように見える。花色は紫が基本だが多くは紫~白のグラデーションとなり、濃い色の筋があることに加え、中心部が黄色いためカラフルで美しい。
・果実は直径3ミリほどの球形。光沢のある暗褐色となり、鈴のように見える。熟した果実は下を向いて自然と三つに裂け、多数の黒い種子が弾け飛ぶ。ニワゼキショウはいわゆる一日花であり、一つ一つは短命だが次々に開花するため、果実と花を一緒に観察することができる。
・葉は剣状で株元から扇形に斜上するのが特徴。茎の断面は扁平しており、茎には小さな翼がある。
【ニワゼキショウの品種】
ニワゼキショウの品種は多数に及び、北アメリカには100を超える品種があるとされる。以下は日本で見られるもの。
・オオニワゼキショウ
北アメリカを原産とする近縁種。日本ではニワゼキショウに混じって似たような場所で育つが、草丈や果実はより大きく、花は疎らな印象がある。
・ルリニワゼキショウ(アイイロニワゼキショウ)
青い花が咲く品種。草丈はオオニワゼキショウに近く、花弁(花被片)の先端は尾状に尖る。
・キバナニワゼキショウ
黄色い花を咲かせる品種で、近年、増殖傾向にある。
ニワゼキショウの基本データ
【分 類】アヤメ科/ニワゼキショウ属
一年草
【漢 字】庭石菖(にわぜきしょう)
【別 名】クサアヤメ(草文目)
ナンキンアヤメ(南京文目)
シシリンシウム
【学 名】Sisyrinchium rosulatum
【英 名】Annuarl Blue eyed grass
【開花期】5~6月
【花の色】白、薄紫
【草 丈】~20cm
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