庭木図鑑 植木ペディア > ヤマボウシ

ヤマボウシ(山法師)

Japanese flowering dogwood

山法師 樹木図鑑
条件が良ければ雪が降り積もったように花咲く
山法師 冬芽
冬芽の様子
ヤマボウシ,葉っぱ
新葉の様子
樹木図鑑
新緑の頃のヤマボウシも美しい
Japanese flowering dogwood,leaf
初夏を迎える頃には葉がビニール質になる
手裏剣みたいな花
5月上旬頃になると小さな手裏剣のような花がチラホラ
Japanese flowering dogwood,flower
中心部のコレが本来の花(まだ蕾あり)
ヤマボウシ 開花時期
花弁に見える白いのは「総苞」という 
Japanese flowering dogwood
花は日に向かって行儀よく並ぶ 
花の色
品種によって総苞の色は異なる(ピンク花)
Japanese flowering dogwood,fruits,picture
花の後には実がなり、7~8月に熟す
ヤマボウシの実 食用
甘みがあって美味しいが・・・
ヤマボウシの実
現代人はあまり食べない
ヤマボウシの実 画像
実がなっている時期の様子
やまぼうし 黄葉
ヤマボウシの紅葉
山法師,黄葉
ヤマボウシの紅葉
ヤマボウシとハナミズキ
樹皮はハナミズキより味わい深い

【ヤマボウシとは】

・東北南部から九州の野山に見られる落葉小高木で、公園や街路、庭木として利用の多いハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ)は、この近縁種にあたる。

 

・新緑、花、実、紅葉とシーズンごとの楽しみがあるためシンボルツリーとして人気が高い。一本立ちのものでも風景になるが、特に株立ちのヤマボウシは観賞価値がある。

 

・花びらのように見えるのは「総苞」と呼ばれる部分であり、本当の花は総苞の中心にある粒状のもの。総苞の色は品種によって白、黄色、ピンク、赤とある。花を法師の頭に、4枚の総苞を頭巾に見立ててヤマボウシと名付けられた。中国語では「四照花」と表記する。

 

・実は果肉が柔らかくて甘みがあり、生食や果実酒に使うことができる。自生地では野生の猿が好んで食べる。

 

・葉はミズキと似たように規則的に並び、秋には画像のように紅葉するが、都市部では山間のような綺麗な紅葉は見られない。

 

【育て方のポイント】

・あまり背が高くならないため庭木として人気が出たが、ハナミズキ同様に花が上向きに咲くため、成長とともに観賞しにくくなる。このため剪定が必要だが、自然樹形を楽しむ木であるため、剪定にはセンスが必要となる。

 

・自生地は山地の谷沿いが多く、砂壌土を好むが、適応力があり土質選ばずに育つ。

 

・花や紅葉を楽しむには日当たりの良い場所に植える。ただし、西日を嫌うため、西日の当たる場所では根元に下草を植えるなどの乾燥対策が必要。

 

【品種】

・ウルフアイ、ゴールドスターなど葉色を楽しむ品種、ミルキーウェイのようにより丈夫な品種、さらには冬でも葉の落ちない常緑のヤマボウシなどがある。常緑性のヤマボウシは近年人気が高まっている品種で、ホンコンエンシス(ガビサンヤマボウシや月光など)とヒマラヤヤマボウシの二系統に大別できる。いずれも常緑だが、気温が低い時季は紅葉したようになる。 

ヤマボウシの種類 品種
葉に模様が入る品種「ウルフアイ」
ヤマボウシの品種 名前
葉の中央に黄色の模様が入る「ゴールドスター」
ミルキーウェイ,品種
ミルキーウェイは葉が厚めで日焼けに強い
ヤマボウシの種類 常緑
常緑の「ホンコンエンシス」
ひまらややまぼうし
ヒマラヤヤマボウシも常緑

 

【ヤマボウシと花水木の見分け方】

・ハナミズキとヤマボウシの違いは以下のとおり

 

①樹皮

 ハナミズキはゴツゴツしてひび割れている。ヤマボウシはツルツルしている。

 

②花の時期

 ハナミズキは花が咲いてから新芽が出る。ヤマボウシは葉が揃ってから花が咲く。このためハナミズキは華やかな印象だが、ヤマボウシは奥ゆかしい印象になる。花期はハナミズキの方が数週間早い。

 

③花の形

 

 ハナミズキの花(包)は先端が凹んでいるか丸い。ヤマボウシは尖っている。

ヤマボウシの基本データ


【分類】ミズキ科 ミズキ属

    落葉広葉 小高木    

【学名】Cornus kousa

【別名】コウサ/ヤマグワ

【成長】やや早い

【移植】やや難しい

【高さ】5m~10m

【用途】シンボルツリー/街路樹/公園樹

【値段】3000円~15000円