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ノダケ/のだけ/野竹・土当帰

のだけ,野草,薬草
開花期の様子
のだけ,植物
ノダケの新梢

【ノダケとは】

・関東地方以西の本州、四国及び九州に分布するセリ科の多年草で、山林の原野や丘陵で普通に見られる。ゴボウのような根を漢方では「前胡(せんこ)」と呼び、風邪の初期症状を緩和するのに用いる。漢名は「土当帰」だが、日本では「野竹」の字を当てることが多い。

 

・ノダケの開花は秋で、画像のように暗い紫色をした小花が多数集まって、傘状の花序を作る。見た目からは想像しにくいが、花にはカレーのような芳香がある。

 

・葉は茎から互い違いに生じ、羽根状に裂ける。葉の一片は細長い楕円形で縁にはギザギザがあり、葉柄の付け根は茎を包みこむ。茎の上の方にある新芽は他のセリ科植物と同様、球形に膨らんで紫がかった褐色になる。成葉は厚くて硬いが、新芽は食用になる。

 

・茎は丸くて節があり、真っすぐに伸びる。その様子が竹に似るとして「野竹」と名付けられたという説もある。1本立ちで直立し、先端の方で分岐するが、茎や葉に毛はなく、遠目からは紫色を帯びたように見える。

 

・薬用となるのは秋に掘り取った根で、煎じたものを飲用すれば発汗や解熱の作用があるとされる。別名はヤマゼリ、ウマゼリ、ノゼリ、ヤマニンジンなど。全草に特異な香りがある。

 

【開花時期】

・9月~11月

 

【花の色】

・暗い紫色、白(シロバナノダケ)

 

【背丈】

・80~150cm

 

【ノダケの品種】

・オニノダケ

 葉の幅が広く、軸に翼がない品種。四国や九州に分布する。

 

【ノダケに似ている草花】

アシタバ ボタンボウフウ シシウド