ニラ/にら/韮

Oriental garlic

ニラの花,画像
花は涼しげだが、香りはニラそのもの
韮,葉っぱ
お馴染みのニラの葉
にら,茎
茎の様子
韮の花,画像
花はいわゆるネギ坊主状になって咲く
韮の果実
花言葉は「多幸」など(画像は果実ができ始めた頃の様子)
野生の韮の画像
田畑の畔や道端に生じ、花の時季になるとよく目立つ

【ニラとは】

・本州、四国及び九州に分布するユリ科の多年草。レバニラ炒めや御浸しに使われる有名な野菜であり商業栽培されているが、日当たりの良い野原や土手などに自生する。古名は古美良(コミラ)で、これが転じてニラと呼ばれるようになった。

 

・ニラは古事記や万葉集に登場するほど古くから栽培され、その栄養価は認識されていたものの、これを食べると欲情や怒りを引き起こすとして仏教や道教においてはニンニク、ラッキョウなどと共に「五葷(ごくん)」と呼ばれて食用をタブー視されてきた。このため庶民の間でも今ほどには食用されなかったが、戦後に中華料理など香辛料のきいた食事が普及するにつれて野菜としての地位が高まった。

 

・開花は秋で、葉の間から伸びた細い茎の先に、多数の白い小花を傘状に咲かせる。花は清楚で美しく観賞価値も高い。花の後には果実ができ、熟すと三つに裂けて黒い種子が飛び出す。

 

・葉は細い線形で柔らかく、地下にある「鱗茎」から二列に並んで生じる。栽培品には葉の広い品種と狭い品種があるが、主流は前者。

 

・ニラは全草に強壮や健胃の作用があり、漢方では地下にある鱗茎、葉、種子(韮子)を煎じて薬用とする。また、突き砕いた葉や茎を打ち身や捻挫の患部に塗ると、炎症を鎮める効果があるという。

 

【開花季節】

・8~9月

 

【花の色など】

・白

 

【背丈】

・20~50cm

 

【ニラの品種】

・野菜として流通するのはグリーンベルトという品種が多く、栃木、茨城、高知などが主要な生産地となっている。花にら、黄にら(ニラモヤシ)と呼んでいるものも同じ品種であり、栽培方法や部位が異なるに過ぎない。ちなみに園芸上、ハナニラと呼んでいるのは中南米を原産とするヒガンバナの仲間であり、ニラとは関係がない。