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ユキヤナギ/ゆきやなぎ/雪柳

Thunberg's meadowsweet

雪柳 育て方
花の時季は枝が垂れ下がる。
雪柳 つぼみ
新芽の様子
雪柳,花言葉,ゆきやなぎ
花言葉「愛嬌」どおり、近くで見ると可愛らしい。
ユキヤナギ 開花時期
開花はソメイヨシノの少し前
ゆきやなぎの花
剪定された場合、花は穂状に立ち上がることが多い
ユキヤナギの葉っぱ 画像
花の後に展開する葉はシダレヤナギに似るが、かなり小さい
ゆきやなぎ,紅葉
秋になると白花種は黄葉し・・・・
ユキヤナギ,黄葉,ゆきやなぎ
ピンク花の品種は紅葉する

【ユキヤナギとは】

・関東以西の本州、四国及び九州に分布するバラ科の落葉低木。主に暖地の山間や谷間に自生する。春になると雪が降り積もったように小さな白い花を枝いっぱいに咲かせ、枝葉の様子がシダレヤナギに似ていることから、ユキヤナギと名付けられた。

 

・花の様子から繊細な印象を受けるが、自生地では岩の裂け目から生えるほど強健で繁殖力も高い。数ある早春の花の中でも最も丈夫で育てやすく、日本全国の公園や街路に植栽が見られるほか、生け花の素材として年間を通じて使われる。

 

・開花は2~4月で、関東地方ではソメイヨシノが咲く7~10日前に咲くことが多い。花は直径8ミリほどだが、よく見ると花弁と雌しべが5個ずつ、雄しべが20個ある。普通は新葉が出る前に咲き、満開の頃に新葉が動き出すが、稀に葉の展開と同時に開花することがある。また、晩秋に気温の高い日が続くと返り咲きすることもある。

 

・花の様子をお米に見立てた「コゴメバナ」という別名があるが、近縁のシジミバナにも同じ別名がある。

 

・花の後には小さな果実ができ、これを蒔けば増やすことができるが、通常の繁殖は、より容易な挿し木や株分けによることが多い。

 

・葉は長さ2~4センチで先端が尖り、縁には細かなギザギザがある。両面とも毛はなく、裏面には1本の葉脈(主脈)が目立つ。秋に紅葉または黄葉するが、暖地ではすぐに落葉しやすく、観賞期間は短い。

 

・茎(幹)は地面から弓状に伸び、放任すれば高さ1.5mほどになる。枝が垂れ下がるのは樹高が最大限に達する頃であり、若い木の枝は直上する。

 

【育て方のポイント】

・日当たりの良い場所を好む。暑さ、寒さに強く、初心者でも無理なく育てられる。病害虫にも強いが、アブラムシが発生することがある。

 

・土質をあまり選ばず、乾燥、湿地ともに強い。庭に使う場合は石組の横や池の水際、流れのほとり、芝山の斜面などに群生すると見栄えが良い。

 

・成長が早く、繁茂しやすい。手入れは樹形を大きく乱す徒長枝(他より圧倒的に太い枝)を根元から切るのが基本。剪定に強いため、丸く刈り込むこともできるが、本来の美しさが損なわれる。花は前年度に伸びた枝に咲くため、おおむね9月下旬以降に剪定すると花数は少なくなる。

 

・株が大きくなり過ぎた場合、数年に一度は根元ですべて切除して更新することも可能。

  

【ユキヤナギの園芸品種】

・フジノピンキー~蕾がピンク色の品種。

・ユキヤナギオーレア~葉が黄色っぽい品種

・蒲田早生~大きな花をたくさん咲かせる品種。生け花用に促成栽培されている。 

雪柳,ピンク花
ピンクの蕾ができるピンクユキヤナギ
ユキヤナギ オーレア
葉が黄色っぽい「オーレア」という品種もある

【ユキヤナギに似ている木】

 

コデマリ 

シジミバナ

ユキヤナギの基本データ

 

【分類】バラ科/シモツケ属

    落葉広葉/低木

【学名】Spiraea thunbergii

【別名】コゴメバナ(小米花)

    コゴメヤナギ(小米柳)

    コゴメザクラ(小米桜)

    スズカケ 

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】1m~2m

【用途】花木/公園/切花

    シンボルツリー 

【値段】400円~