マサキ/まさき/柾

Evergreen spindle tree

マサキ,植物
かつてマサキの生垣は大人気だった
マサキ,まさき,植木
マサキの葉
まさき,植物,種類
新緑は特に美しいが・・・
マサキ,まさき,病気
病害虫の被害を受けやすい
Japanese spindle,fruits
マサキの蕾
Japanese spindle,flower
マサキの花
正木,まさきの木,植木
マサキの実
柾 実 画像
熟すと3~4つに裂けて、種子が飛び出す
冬のマサキ,まさき,画像
常緑だが寒地では冬季に多少、葉を落とすことも
柾,木肌,幹
若い枝や幹は緑色だが、樹齢を重ねると黒に近い褐色になり、浅い裂け目ができる

【マサキとは】

・北海道から九州まで日本全国に分布するニシキギ科の常緑樹。暖地の海岸に近い山林や原野に多いとされるが自生は少ない。丈夫で成長が早く、剪定にも強いため、江戸時代から様々な園芸品種が作られ、垣根や庭木として使われる。日本以外では中国や朝鮮半島に分布。

 

・マサキという名の由来には、冬でも葉が真っ青な木=真青木が転訛したとする説、挿し木がしやすいことを意味する「芽挿木(メサシキ)」が転訛したとする説、真っすぐに伸びることを意味する「正木」を語源とする説などがある。

 

・開花は6~7月で、新枝にある葉の付け根から伸びた花序に、直径5ミリほどの花が多数集まって咲く。4枚ある花弁は淡い緑色で、花の中央に広がる花盤の縁から4本の雄しべが生じる。

 

・花の後にできる果実は直径7~8ミリほどの球形。10月~1月になると淡い紅紫色に熟して3~4つに裂け、鮮やかな朱色の仮種皮に包まれた4粒の種子が顔を出す。この種子を使った実生で増やせるが、既出のとおり挿し木でも容易に増やすことができる。

 

・葉は長さ3~7センチ、幅3~4センチの楕円形。表面には光沢があって厚い皮質になる。縁には浅いギザギザがあり、その先端はトゲ状になる。葉は枝から対になって生じるが、稀に互い違いになることもある。新葉は鮮やかな黄緑色で瑞々しさがあるが、すぐに濃緑色になる。

 

・漢方ではトチュウの代用として知られ、「和杜仲」と呼ばれるが、葉、樹皮、果実に含まれる脂肪油は薬理作用が激しく、誤食すると嘔吐や下痢の症状を引き起こすことがある。

 

【マサキの育て方のポイント】

・自生地は海辺であり砂地を好むが、土質を選ばずに育つ。排水のよい肥沃な土地であれば理想的。

 

・耐寒性があり、北海道南部以南であれば植栽できる。また、大気汚染や強度の乾燥、過湿にも耐える。

 

・日向を好むが耐陰性が高く、半日陰でも育つ。しかし、日当たりの悪い場所では下枝がなくなりやすい。

 

・成長が早く、剪定に強いため垣根に利用できる。地下に潮水が入るような土地でも耐えるため、海辺の防風林として使われることも多い。

 

年に何度も新芽が伸び、放任すると上部が鬱蒼として木全体が傾斜し、形がまとまらなくなる。刈り込みは年に数回行う必要があるが、夏から秋に剪定すると葉焼けを起こして枯れる場合があるため、大掛かりな剪定は新芽が出る直前の3月に行うのがよい。

 

・病害虫にやや弱く、ウドン粉病に罹患することやカイガラムシ、ハマキムシの被害にあうことがある。  

 

【マサキの品種】

・葉の周囲に白い模様が入るものをギンマサキ、黄色い模様のものをキンマサキ、葉の中央に黄色い模様が入るものをベッコウマサキと呼ぶ。

マサキの種類,まさきの木
近年は葉色の明るいマサキが好まれる(キフクリンマサキ) 
マサキ 庭木 種類
キンマサキ
黄金マサキ,まさき,画像
オウゴンマサキは特に新芽が美しい
黄金まさき 生垣
オウゴンマサキの垣根
マサキ,まさき,木,種類
葉が小さく成長の緩やかな「ヒメマサキ」
大葉柾
「オオバマサキ」は葉が大きい変種で絶滅が危惧される

【マサキに似ている木】

ツルマサキ

 文字どおり「つる性」であり、気根を出して匍匐する。また葉もマサキより細長くて小さい。

コマユミ

マユミ

ニシキギ

ツリバナ 

マサキの基本データ

 

【分類】ニシキギ科/ニシキギ属

    常緑広葉/小高木

【漢字】柾/正木/柾木(まさき)

【別名】フユシバ/シタワレ

【学名】Euonymus japonicus 

【英名】Evergreen spindle tree

【成長】やや早い

【移植】簡単 

【高さ】2m~6m 

【用途】垣根/公園/生け花/鉢植え

【値段】400円~