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レッドロビン/れっどろびん

Red Robin

れっどろびん
新芽の赤味が際立つのが特徴 
レッドロビン,れっどろびん,生垣
刈り込んだ後は、時季を問わず赤い芽が出る
れっどろびん,特徴
新緑の頃の様子
レッドロビンの垣根,れっどろびん,画像
マンションや公園の垣根に多用される 
れっどろびん,レッドロビンの特徴
葉はカナメモチに似るが、より大きい
レッドロビン,植木.ツボミ,れっどろびん
手入れをせずに放置すれば蕾ができる
れっどろびん,レッドロビン
開花は桜が咲くころ
 flower of red robin
小さな五弁の花が集まっている
レッドロビン,れっどろびん,開花時期
刈り込まなければ満開に
Red Robin,れっどろびん
レッドロビンの樹皮

【レッドロビンとは】

・レッドロビンはカナメモチオオカナメモチを掛け合わせた園芸品種で、現在ではこれらの原種よりも数多く出回り、都市部の垣根としてはもっとも一般的に見られる樹種の一つとなった。

 

・レッドロビンは「赤いコマドリ」の意。

 

・剪定をすれば季節を問わず、真っ赤な新芽が発生する。新芽は開く前から赤いのが特徴。 

 

・春には真っ白の小花を咲かせ、秋には赤い実をつける。ただし、頻繁に刈り込まれることが多いため、花や実を楽しむ木という印象は乏しいのが現実。

 

・葉がやや小さい「スカーレットパール」という品種がある。

 

【レッドロビンの育て方のポイント】

・成長が早く、比較的早期に垣根を作ることができる。しかし、定期的な刈り込みを行わないと特に頭頂部は枝葉が鬱蒼としやすい。 

 

・日向を好むため、日陰では枝葉が間延びしたり、葉色が悪くなるなど不健全になりやすい。 

 

・有機質の多い肥沃な土壌を好むため、粘土質の新興住宅地では育ちが悪いこともある。 

 

・季節を問わず葉が赤いため、建物との調和を考慮する必要がある。 

 

・かつてレッドロビンは病気になりにくいとされたが、根頭がん腫病やゴマ色斑点病、カイガラムシの被害などに遭うことがある。特に夏場に強い剪定を行うとこれらの発生を誘発する。 

 

・寒さにやや弱く、寒冷地では生育の悪い場合がある。

 

【レッドロビンに似ている木、見分け方】

・レッドロビンはカナメモチ(ベニカナメモチ)より葉が大きい。春秋の新芽が出る時期は、カナメモチ(ベニカナメモチ)より二週間程度早い。

レッドロビンの基本データ

 

【分類】バラ科/カナメモチ属 

    常緑広葉/小高木 

【漢字】─(れっどろびん)

【別名】セイヨウベニカナメ

     セイヨウカナメ

【学名】Photinia × fraseri

     'Red Robin'

【英名】Red Robin

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】3m~6m

【用途】垣根/公園

【値段】500円~

 

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