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ムラサキシキブ(紫式部)

Japanese beautyberry

ムラサキシキブの実 画像 図鑑
紫の実の美しさを紫式部に擬えたという
紫式部 新緑
ムラサキシキブの新芽
紫式部 木 葉
ムラサキシキブの葉っぱ
むらさきしきぶ 葉っぱ 庭木
葉の裏側の様子
紫式部 木 特徴
樹高は高くなり、枝もまとめにくい
紫式部の葉 画像
初夏の様子 花は直径3ミリほどで目立たない 
Flower of Japanese beautyberry
よく見ると美しいが、肉眼では分かりにくい 花言葉は「聡明」
違い 見分け
コムラサキよりも実は、まばら
紫式部 黄葉
紅葉の様子
紫式部,樹木
紫の実は落葉後も枝に残る
幹の様子
ムラサキシキブの樹皮

【ムラサキシキブとは】

・北海道北東部を除く日本全国の広い範囲に分布するクマツヅラ科の落葉低木。道路わきの藪などにも普通に見られる。10月頃に熟す直径3ミリほどの紫色の実が秋の庭を彩り、ネーミングの良さも手伝って、人気の高い下草となっているが、実際に植栽されているのはコムラサキが多い。

 

・元来はムラサキシキミ(紫色の実ができるシキミ)と呼んでいたが、紫式部にあやかって商売上の理由で改名した(諸説あり)。

 

・実ほどには話題にならないものの、初夏(6~7月)に花を咲かせる。花は長い雄しべの先にある黄色い葯と薄紫色の花弁が美しく、微かな香りがある。

 

・秋が深まると葉が黄色く色づき、ムラサキ色の実とのコントラストが美しい。実は寒さが増すにつれて色合いを増し、葉が散った後も枝に残る。

 

・葉は枝から対になって生じ、縁には細かなギザギザがある。葉は両面ともほぼ無毛。似たようなヤブムラサキは葉や実に毛が多い。

 

・ムラサキシキブの幹は丈夫かつ、まっすぐであるため昔から杖や道具の柄などに使われてきた。

 

コムラサキはムラサキシキブに比べて背丈、葉、実が小ぶりで、実のなりも良いため、一般家庭の庭に好んで使われる。ムラサキシキブの実は不揃いで、まばらな印象を受けるが、コムラサキは密生する。ちなみに東海地方以西の海岸沿いにはオオムラサキシキブという仲間も自生する。

 

【育て方のポイント】

・土質はあまり選ばないものの自生地は水辺が多く、湿気を好むため、根元が乾燥しないよう腐葉土などを漉き込んで植えつけると良い。また、乾燥の厳しい季節は水遣りが欠かせない。

 

・ムラサキシキブは背丈が最大で3mほどに育つ上、枝が乱れがち、なおかつ剪定を好まないとあって、狭い庭では本来の持ち味をいかすのは難しい。コムラサキの方がベターだが、それでも放任すれば高さ2m程度になる。

 

・2月ごろに寒肥を与えると実つきが良くなる。

 

【ムラサキシキブの品種】

・斑入りムラサキシキブ

 葉に白い模様が入る品種  

紫式部.木
斑入りムラサキシキブは洋風庭園にも使える

 

・シロシキブ(白式部)

 花や実が白い品種。花や実が特に大きいものはオオシロシキブという。

白実の紫式部
白い花や実ができる品種
白い実の紫式部
名前はしっくりこないがシロシキブという

 

【似ている木】

ヤブムラサキ

 宮城県以南の日本に分布する仲間で、葉や葉に細かな毛が多く、その姿がボヤっとしていることから名付けれらた。 

 

・オオムラサキシキブ 

 ムラサキシキブの変種で、西日本の海岸近くに分布する。名前のとおり、ムラサキシキブよりも花、実、葉が大きい。

おおむらさきしきぶ
オオムラサキシキブ 

・シマムラサキ

 小笠原諸島の固有種で、ムラサキシキブに近い花や実ができるものの、雌雄別株という大きな特徴を持つ。小笠原諸島には他にもオオバシマムラサキ、ウラジロコムラサキという、ムラサキシキブの仲間が分布する。

シマムラサキ,紫の実
シマムラサキの実
ムラサキシキブ,木の種類
オオバシマムラサキの花

ムラサキシキブの基本データ

 

【分類】クマツヅラ科 ムラサキシキブ属

    落葉広葉樹 低木 

【学名】Callicarpa japonica

【別名】タマムラサキ/ミムラサキ

    ムラサキシキミ

【成長】やや早い 

【移植】簡単 

【高さ】2m~5m

【用途】花木/公園/切花  

【値段】400円~