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ミヤギノハギ/みやぎのはぎ/宮城野萩
Miyaginohagi(Species of bush clover)
【ミヤギノハギとは】
・ヤマハギは秋を代表する花木だが、本種は別名を「夏萩」といい、夏のうちから美しい紅紫色の花をつける。花つきがよく、開花期には枝が地面に付くほど垂れ下がり、その優美な姿からハギの中ではもっとも人気が高い。
・ケハギから園芸化されたものとされるが、現在では野生化したものが本州から九州までの広い範囲に分布する。
・ミヤギノハギという名前については、仙台市の郊外にある宮城野をを原産地とする説や、地名とは関係なく花の美しさを表すために「宮城野」いう美称が付けられたという説がある。「ハギ」は、「生える芽(キ)」を語源とし、株元からよく芽を出す性質を示す。
・ヤマハギに比べて茎は長く、上部は反り返るようになり、開花期には枝先が地面に接することも多い。
【ミヤギノハギの育て方のポイント】
・基本的には日当たりのよい肥沃な土地を好むが、適応力はあるため、痩せ地でも育てられる。
・丈夫な性質を持ち、放任しても開花するが、相当大きくなるため、毎年、秋の開花後か春先に地上部をすべて切り除く(根だけ残す)と、狭いスペースでも維持できる。
・日陰でも育てられるが、花つきが悪くなる。
【ミヤギノハギの品種、見分け方】
・シロバナハギ~白い花を咲かせる変種
・仙台ハギ~海岸の砂地に生える多年草。ハギとは関係がない。
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ミヤギノハギの基本データ
【分類】マメ科 ハギ属
落葉広葉 低木
【漢字】宮城野萩(みやぎのはぎ)
【別名】夏萩(ナツハギ)
【学名】Lespedeza thunbergii
【英名】Miyaginohagi
(Species of bush clover)
【成長】早い
【移植】難しい
【高さ】1m~2m
【用途】花木/公園
【値段】800円~