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マンサク(万作・満作)

Witch hazel

マンサクの花 開花時期
早春の寒いうちに咲き始める
植木 まんさく 樹木
マンサクの冬芽
mansaku,winter
マンサクの目覚め
Japanese witch hazel
だんだん黄色くなっていく
万作の木
樹形は乱れがちであり、あくまでも花を観賞するもの
新葉の様子1
新葉の様子1
新葉の様子2
新葉の様子2
万作 葉っぱ 写真
マンサクの葉(初夏)
まんさく 葉脈
葉の裏側は白く、脈がクッキリしている
マンサクの実 写真
葉と実の様子(7月ころ)
万作の木 紅葉
黄葉の様子

【マンサクとは】

・早春、他の花に先駆けて「まず咲く」ことからマンサクという説や、枝いっぱいに花を付けることからマンサクとする説、花の様子が豊作を祈って踊る姿に似ているためマンサクとする説などがある。いずれにしても花のない時季に際立った黄色い花を咲かせる縁起がよい植木で、豊作に通じるとしてもてはやされる。

 

・マンサクの枝は折れにくいため、筏を編む材料とされた。別名の「ネジリキ」は、枝を捻って編むことからきた。

 

【育て方のポイント】 

・剪定を余り必要とせず、維持管理しやすいが、環境によっては鬱蒼とするほど生い茂る。狭い場所に適応させるために剪定することもできる。

 

・半日陰にも耐えるが、西日は苦手とする。  

 

【品種】

・アカバナマンサク

 北海道及び本州の日本海側に見られる品種で文字どおり赤い花が咲き、紅葉も赤い。ベニバナマンサクともいう。

マンサクの種類
アカバナマンサク
マンサクの紅葉
紅葉期の様子(アカバナマンサク)
満作の紅葉 万作
紅葉期の様子(アカバナマンサク)

 

マルバマンサク

 東北から島根までの日本海側を原産とする種で、葉の上半分が半円状になっている。関東地方には単なるマンサクが多く、関西地方にはマルバマンサクが多いとされるが、マルバマンサクの葉は個体差や地域差があり見分けるのが難しい。

まるばまんさく 花
マルバマンサクの花は付け根が赤い
丸葉万作 葉っぱ
マルバマンサクは葉の上半分が丸い
まるばまんさく 葉っぱ
マルバマンサクの黄葉

 

・ニシキマンサク

 花弁の付け根や内側が赤くなる品種で、マンサクとアカバナマンサクを足したような花色になる。マルバマンサクの変種であり日本海側の山地に分布する。紅葉のグラデーションが美しく、筆者はこれが名前の由来と思っていたが違うようだ。 

錦満作
ニシキマンサク
錦満作
ニシキマンサク(黄葉期)

 

アテツマンサク

 中国地方と愛媛県に分布する品種で、花の中心部が紫色にならないこと、葉の細かな毛が冬季でも残っていることが特徴。大正3年8月5日に牧野富太郎氏が阿哲地方と呼ばれた岡山県新見市の黒髪山にある青龍寺にあった株から標本を作り、新種として命名した。

マンサクの品種
アテツマンサク

 

シナマンサク

 中国を原産とするマンサクで、花はより大きく、香りが強い。また、マンサクと異なり、開花時期に前年の葉が残っていることがある。

Chinese witch hazel
シナマンサクは枯葉に埋もれて咲く
シナ万作 樹木
シナマンサクの黄葉は人目を惹く

 

ハヤザキマンサク

 ただでさえ開花の早いマンサクに「早咲き」とは・・・と混乱するが、日本ではマンサクと同じ時期に開花する。花はマンサクよりも一回り小さく、オレンジ色が強い。 アメリカ原産であり、これを下記のアメリカマンサクに含める場合が多い。

早咲き万作,花
ハヤザキマンサク

 

アメリカマンサク

 北米大陸及びメキシコの一部を原産とするマンサク。多くは黄色い花を咲かせるが、白い花を咲かせる「ホザキマンサク」や秋に開花するマンサクもある。

亜米利加万作 樹木
アメリカマンサクの花
American witch hazel
紅葉期のアメリカマンサク

 

トキワマンサク

 近年、垣根などに多用される種で、その名(常葉)のとおり年間を通じて枝に葉がある。葉はマンサクよりかなり小さく、木の雰囲気も全く異なる。シロバナとベニバナがある。

マンサクの種類
シロバナトキワマンサク
マンサク 木の品種
ベニバナトキワマンサク

 

これらのほかシダレマンサクなどの品種もある。

マンサクの基本データ

 

【分類】マンサク科 マンサク属

    落葉広葉 小高木

【学名】Hamamelis japonica SIEB. et ZUCC

【別名】ネジリキ、ネジ、ネソ

    キンロウバイ

【成長】やや遅い

【移植】根回しをすれば容易

【高さ】2m~10m

【用途】単植、鉢植、盆栽、切花

【値段】800円~