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ハナモモ(花桃)

Flowering Peach

ハナモモ 種類
ピンクと白に咲き分ける「源平」は人気のハナモモ
hana momo
蕾の様子
ハナモモの花
ピンクの5弁が基本だが、八重咲種も多い
はなもも 品種
源平
ハナモモの種類
カラモモ(唐桃)
はなもも 画像
新葉は花の終わりか、花と同時に展開する
ハナモモ 葉っぱ
花が終われば病害虫との戦いが始まる
花桃 実
実はできるが食用にならない
カラモモの実
熟すのは7~8月(画像はカラモモ)
桃の木
樹皮の様子

【ハナモモとは】

・中国を原産とするバラ科の落葉樹。花の観賞を目的とした園芸品種の総称であり、実を食用とする一般的なモモと区別するために花を強調してハナモモ(花桃)と呼んでいる。

 

・サクラの仲間であり、花期はサクラ同様の3~4月。基本種は淡いピンク色の5弁花で、葉より先か葉と同時に咲く。多数の雄しべを持つのが特徴。花の色は薄紅、濃紅、白、そして「咲き分け(源平)」と呼ばれるミックスカラーがある。

 

・葉は長さは8~12cmほどで細長い。縁にギザギザがあるのが特徴。

 

・ハナモモとはいえ、7~8月になれば実もできる。ただし、直径は

5~6cmと小さく、食用にならない。

  

【育て方のポイント】

・日向であれば気候を問わずに栽培できる。植栽の適地は日本全国各地。

・花を存分に観賞するには養分が必要。植穴は堆肥を入れて高めにする。

・一年中湿っているような場所は好まず、水はけの良い砂壌土が適する。

・他の植木とは馴染みにくい樹形であり、広い場所に単独で植えるか、ハナモモだけを集めて植えると見栄えが良い。

 

・成長は早く、放任すると思っている以上に大きくなる。剪定には十分い耐えるため、定期的に枝を透かすのがよい。

 

・他のバラ科の花木と同様に、うどん粉病、アブラムシ、カイガラムシなど病害虫の被害が多い。このためにも、日当たり、風通しがよく、湿気の少ない場所に植えるのがよい。

 

【品種】

・ヤグチ(矢口)

 ハナモモの代表的な品種であり、花が大輪であるため、ひな祭りの飾りに使われることが多い。ピンク色で八重に咲く。

・カンパク(寒白)

 白色で八重の花が咲く。

・ゲンペイ(源平)

 赤花と白花が混じり、八重に咲く。

・キクモモ

 花色は濃いピンクで、花弁が菊のように細い「菊咲き」になる。

・カラモモ(アメントウ)

 背丈が1~1.5mほどにしかならない「矮性」の品種。節間が狭く小枝が横に伸びるため、鉢植えに使われる。花の色は白、ピンク、咲き分けで八重咲もある。

・ホウキモモ

 箒のような枝ぶりになるモモであり、枝が横に伸びないため、狭い庭に使われる。花の色は濃いピンクで八重咲になるのが多い。近年は「照手姫(照手花桃)」として売られる。

・ほかにハゴロモシダレ(淡紅・八重)、ザンセツシダレ(白・八重)、サガミシダレ(濃紅・八重)などの枝が垂れる品種等がある。

ハナモモの基本データ

 

【分類】バラ科/サクラ属

    落葉広葉/小高木 

【学名】Prunus persica

【別名】モモ/ケモモ

【成長】早い 

【移植】簡単

【高さ】3m~5m

【用途】花木/切り花/盆栽

【値段】2000円~