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ツブラジイ(円ら椎)

Tsubura-jii(Japanese chinquapin)

スダジイとツブラジイ 違い 見分け
スダジイよりも実がまるいため命名された
ツブラジイ 葉っぱ 画像
葉は長さ8センチほどで、表面には光沢がある
ツブラジイ 特徴
葉の裏側はスダジイと同様に黄色い
ツブラジイ 実
殻の中に黒紫色の実が潜んでいる
円椎 特徴
樹皮の様子

【ツブラジイとは】

・関東以西の本州、四国及び九州に見られる代表的な常緑広葉樹。類種のスダジイと併せて一般にシイノキと呼ばれる。庭木としては江戸時代から防火用として垣根などに多用され、現代においても大きな屋敷にその名残が見られる。

 

・名前の由来には、実に円みがあるためという説、実の様子がツブ(タニシの古語)に似ているためという説がある。

 

・花期は6月で花には雌雄があり、雄花は甘い香りを放つ。

 

・開花翌年の10月から11月にかけてできる実は直径が1センチほどでスダジイより小さい。このため「コジイ(小椎)との別名がある。実はスダジイと同様にヤマガラが好んで食べ、人も生で食べることができる。

 

・樹皮はスダジイに比べると一般に亀裂が少なく平滑になりがちであり材木とした場合の材質も異なるというが、画像のようにスダジイと遜色がないものもあり、個体差が大きい。ちなみにスダジイとツブラジイの雑種「ニタリジイ」というものもあり、見分けはつけにくい。

 

【育て方のポイント】

・自生地は土地の超えた山野であり、肥沃な土を好む。性質はスダジイと同様。大木となるため、一般家庭で庭木として維持するには、定期的な手入れが必要となる。

 

・剪定にはある程度耐えるが、強度の剪定を繰り返すと衰弱しやすい。また、基本的には暖地性であり、関東北部より北では育ちが悪い。

ツブラジイの基本データ

 

【分類】ブナ科/シイ属

     常緑広葉/高木 

【学名】Castanopsis cuspidata Schottky  

【別名】コジイ(小椎)

【成長】やや早い

【移植】簡単

【高さ】10m~25m

【用途】主木/垣根/街路樹 

 

【値段】1500円~7000円程度