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ヤブツバキ/やぶつばき/藪椿

Camellia

開花時期
ヤブツバキの花(赤花)
ヤブツバキの葉っぱ
ヤブツバキの新葉
藪椿,やぶつばき,葉っぱ
ヤブツバキの葉はピカピカしている
ヤブツバキのツボミ
蕾の様子
藪椿,樹木,やぶつばき
花は花弁が開ききらないのが特徴
ヤブツバキ,花の色
白花もある
やぶつばき,打ち首
花は終わると首ごと落下し、武士は忌み嫌った
ツバキ,種類,やぶつばき
ヤブツバキを原種として多数の品種が作られた
TSUBAKI
整髪用の油を採取するツバキの実
椿,垣根,害虫
生垣に使うこともあるが毛虫の被害が多い
椿の幹,やぶつばき,画像
ヤブツバキの樹皮

【ヤブツバキとは】

・ツバキ科ツバキ属に属する日本固有の常緑樹。本州(青森県夏泊半島が北限)から沖縄の海岸近い丘陵や野山に自生する。大島を代表とした伊豆七島はヤブツバキの名所として古くから知られる。

 

・日本に自生する野生のツバキは本種のほか、本州中北部の日本海側を中心に分布するユキツバキと、屋久島に分布するヤクシマツバキ(別名リンゴツバキ)があるが、いづれも本種の亜種と考えられている。

 

・日本最古の観賞用花木あるいは代表的な茶花として知られ、江戸時代には本種とユキツバキを掛け合わせるなどして数多くの品種が作られたが、単にツバキという場合は本種を示す。

 

・2月から4月にかけて赤又は白の五弁花を咲かせる。花は枝先に一輪ずつ、やや筒状に開くのが特徴。サザンカのように全開せず、その控えめな様子が好まれて茶花に使われる。花にはヒヨドリやメジロが集まり、花粉を運ぶ。

 

・野生種では咲き終わった花が丸ごと落下するのもサザンカとの違いだが、武士たちは、これが打ち首を連想させるとして忌み嫌ったが、サルの好物であり、人間にも天婦羅にして食べる風習がある。

 

・9月から10月にかけて熟す実には3~5個の種子ができる。この種子からはオレインを含む良質の油が採れ、かつては食用(てんぷら油など)、整髪用、薬用、工業用に使われた。

 

・葉は長楕円形で先端が尖り、周囲には細かなギザギザがある。年中ツヤツヤとし光沢があることから、光沢を表す古語の「ツバ」を冠した「ツバの木」からツバキとなった(他にも「艶葉木」、「厚葉木」など諸説ある。)。

 

・漢字は「椿」、「海石榴」、「山茶」が当てられる。最も有名な「椿」は和字(日本ならではの使い方)であり、中国語の「椿」はチャンチンという別の木を示す。英名のカメリアは、この木を日本からロンドンに持ち帰ったチェコスロバキア人宣教師の名前。

 

【育て方のポイント】

・土質を選ばない。

・一年中、光沢のある濃緑の葉をつけており、目隠し、風よけとして使うことができる。

・半日陰地を好み、日陰にも強い(日差しが強い場所では葉色が悪い)。

・温暖な地を好み、冬の寒風、乾燥に弱い。 

・葉の色が濃いため、放任すると庭が鬱蒼とする。

・チャドクガの被害に遭いやすいため、消毒や剪定が不可欠だが、剪定に対する抵抗力は高くないため、剪定には技術と知識が必要となる。

 

ツバキとサザンカの見分け方】

・サザンカの若い枝には細かな毛が生えている。

・サザンカは秋から冬に花が咲く。ツバキは晩冬から初春。

・ツバキは花が丸ごと落下して散る。サザンカは花びら単位で散る。

 

 【園芸品種】

 ツバキにはたくさんの種類がある。以下はほんの一部

ツバキ 品種
富士の峯
つばき 種類
日出富士

variety of camellia
白妙蓮寺
椿 園芸品種
紅乙女

いわねしぼり
岩根絞り
たまのうら
玉の浦

ヤブツバキの基本データ

 

【分類】ツバキ科 ツバキ属

    常緑広葉 小高木 

【学名】Camellia japonica 

【別名】ツバキ/ヤマツバキ/カタシ 

【成長】遅い 

【移植】簡単 

【高さ】5m~15m  

【用途】花木/垣根/茶花

【値段】500円~