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グランドカバー植物
庭に好きな木を植えた後、空いたスペースをどうするか。
もちろん、土がむき出しのケースも多いですが、以下のような植物を植え込むと、より自然な仕上がりになります。
「グランドカバー」の定義は広く、その代表である芝生のように、上に人が乗ることを前提とする種類もありますが、ここで紹介するのは地面を全て覆うようなものではありません。花の鑑賞を主たる目的とせず、木々の間に植栽する背丈の低い植物くらいの意味合いです。
グランドカバーに花卉類を含むこともありますが、ここでは伝統的に庭園で使われる=丈夫で育てやすいグランドカバー植物を中心に紹介します。
リュウノヒゲ(ジャノヒゲ)
細い葉の様子を龍の髭に見立てて名付けられた。日本の林地に自生し、庭園にも多用される。あまり知られていないが秋に実る果実は青く、これも龍の神秘を彷彿させる。草丈は30センチほど。
タマリュウ(玉竜)
リュウノヒゲの一品種だが草丈が15センチほどに留まるため、よりグランドカバー向きといえる。半日陰にも耐え画像のように地面を覆うほどに育つが、成長は遅い。
フッキソウ(富貴草)
冬でも青々とした姿を縁起が良いものとして名付けられた。自生は日本の林内で日陰に強く、庭園や公園のグランドカバーとして使われることが多い。
キチジョウソウ(吉祥草)
名前の印象が似るためフッキソウと混乱しやすいが、草姿は全く異なり、先の尖った細い葉が、長さ30センチほどになる。秋に咲く花は見付けにくいが特徴的で、果実も艶やかで美しい。
ヤブラン(藪蘭)
定番中の定番であり、数多くの庭園、公園、街路に植栽される。環境にもよるが草丈は50センチ程度に達し、葉はやや質厚だが、夏に咲く淡い紫の花は涼しげで、寄せ植えの脇役としても人気がある。
ヤブコウジ(藪柑子)
別名は「十両」で、マンリョウやセンリョウなどとともに赤い実を縁起物として流通している。これも日陰に耐え、蔓状の茎を伸ばしながら地面を覆うように育つ。草丈は10センチほどのものが多い。
シラン(紫蘭)
草丈は70センチほどになるためグランドカバーとは呼びにくいが、比較的大きな庭園では群生させて柔らかな景色を作る。初夏に咲く紫や白の花は美しく、一定の人気がある。
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