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カンレンボク/かんれんぼく/旱蓮木

Cancer tree

生薬,喜樹果
カンレンボクの葉は長さ20セントほどと大きい
樹木,特徴,かんれんぼく
カンレンボクの冬芽
かんれんぼく,樹木
芽出しの様子
leaf of cancer tree
新葉の様子
かんれんぼく,葉
成葉の様子
カンレンボクの花,かんれんぼく,画像
花の終わり(実のでき始め)の様子
cancer tree
開花期の様子 花は目立たない
かんれんぼく,樹木
未熟な果実の様子
喜樹果,カンレンボク
生薬としては「喜樹果」と呼ばれる実の様子
カンレンボク,かんれんぼく,特徴
冬の様子
キジュ,喜樹,庭木図鑑
カンレンボクの樹皮

【カンレンボクとは】

・中国の中南部からチベットを原産とする落葉樹。大正時代に日本へ渡来し街路樹や公園樹として使われる。

 

・丈夫で育てやすいことや、一つの果実の中にたくさんの種ができることから、かつての中国では子孫繁栄につながる縁起の良い木=「喜樹」としてもてはやされた。

 

・雌雄同株で夏にクリーム色の花を咲かせ、秋になる実をつける。でき始めの実は写真のとおりヤマボウシの実のようだが、徐々に小型のバナナのような風体に変化していく。

 

・英語名「Cancer tree」は、実や根に含まれるカンプトテシンという物質の構造が、抗がん剤の開発に大きく貢献したことから名付けられた。生薬名は喜樹果(きじゅか)という。

 

【カンレンボクの育て方のポイント】

・丈夫で育てやすいが、葉が大きいことや枝振りが単調なことなどから、庭木として個人宅に植栽するのには向かない。

 

・芽を出す力は強いため、剪定によってある程度成長を抑えることはできる。

 

【カンレンボクに似ている木】

アワブキ

 葉の様子が似た木で本種よりも普通に見られる。

 

ニッサボク

 カンレンボクの近縁種であり、性質が似る。

 

【名前が似ている木】

カンボク

カンレンボクの基本データ

 

【分類】ミズキ科 カンレンボク属

    落葉広葉 高木

【漢字】旱蓮木(かんれんぼく)

【別名】カンレン/キジュ(喜樹)

【学名】Camptotheca acuminata

【英名】Cancer tree

【成長】やや早い

【移植】普通

【高さ】20m~30m

【用途】公園/街路樹

【値段】3000円~

 

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