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ウチワノキ/うちわのき/団扇の木

Uchiwanoki tree/White forsythia

うちわのき,団扇の木,庭木図鑑
ウチワノキの花
団扇の木,花,うちわのき
ツボミの様子
うちわのき.開花時期
開花は2~4月 花先は深く四つに裂ける
うちわのき,ウチワノキ
花の基部にはしっかりした萼がある
うちわのき,ウチワノキ
花は疎らに咲くことが多いが、稀に満開に
White forsythia
花が終わると新芽が顔を出す
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新芽の様子
うちわのき,葉っぱ
春先の葉は小さいが
Leaf of white forsythia
葉の大きさは時季や環境によってかなり異なる(晩夏の頃)
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葉の裏側の様子
団扇の木 特徴
樹高は1m程度にしかならない
くるいざき
狂い咲きした花の様子(8月下旬)
うちわのき
黄葉の初期には翌年の花芽が目立ち始める
紅葉
黄葉の様子
white forsythia tree
樹皮の様子(冬季)

【ウチワノキとは】

・朝鮮半島北部を原産とするモクセイ科の落葉低木。昭和初期に日本へ渡来し、観賞用として稀に庭園や公園等に植栽される。果実の形が団扇(うちわ)に似ていることからウチワノキと名付けられた。

 

・開花期や花の雰囲気から「白花レンギョウ」として流通していることも多いが、本種は一属一種の木であり近縁種はない。

 

・ウチワノキの開花は2~4月で、前年に伸びた枝脇の花芽から花序を伸ばし、直径1.5センチほどの花を数輪ずつ下向きに咲かせる。花はレンギョウに似るが、咲き始めは薄紅色で次第に白へと変化する。

 

・雌雄異株で、花が終わると雌株には歪な円形の乾いた果実ができる。果実の周囲は薄い膜が翼状にあり、これが名前の由来となる。

 

・葉は長さ2~5センチの卵形で縁にギザギザはない。主だった幹はなく複数の細い枝(幹)が株立ち状に生じる。枝は硬く、角ばった感じがある。

 

【ウチワノキの育て方のポイント】

・暑さ寒さに強く、北海道南部以南に移植可能。

 

・病害虫に強く、土質も選ばない。

 

・根元からたくさんの枝を出し、株立ち状に育つため、樹形は整えに

くく、単独では風景になりにくい。

 

・株分けによって簡単に増やすことができる。

ウチワノキの基本データ

 

【分類】モクセイ科/ウチワノキ属

    落葉広葉/低木 

【漢字】団扇の木(うちわのき)

【別名】シロレンギョウ

    シロバナレンギョウ

    シロレンギョ

【学名】Abeliophyllum

    distichum

【英名】Uchiwanoki tree

    White forsythia

【成長】やや早い

【移植】簡単

【高さ】0.5m~1m

【用途】花木/公園

【値段】800円~

 

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