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ユリノキ(百合の樹)

Tulip tree

ユリノキ 花 画像
チューリップのような花を咲かせる
ゆりのき 新芽
ユリノキの新芽と種子の残骸
ハンテンボク 葉っぱ 画像
半纏に似るというユリノキの葉っぱ
ユリノキ 画像
樹形は雄大で、新緑と紅葉が美しい
ユリノキ 開花時期
開花は5月頃 花弁は6枚ある 直径は5~6センチで小さい
チューリップツリー 紅葉 黄葉
紅葉期の様子
ユリノキ 紅葉
黄葉の様子
冬のユリノキ 画像
花の後にできる種は、冬の間中、枝に残る
百合の木 樹皮
樹皮の様子

【ユリノキとは】

・ユリノキはアメリカ中部を原産とする落葉樹で、明治時代の初頭(1868年ころ)に日本へ渡来した。大きな枝を整然と広げる姿が美しいことから、日本全土に街路樹や公園樹として植栽される。

 

・5月ごろにチューリップのようなクリーム色とオレンジ色の花を咲かせることから、別名「チューリップの木」と呼ばれる。ただし、花は葉と葉の間に隠れるように咲く上、高い位置にあるため、あまり人目につかない。ユリノキは学名である「Liriodendron」の訳語からきており、日本人の感覚では百合のような花が咲くというわけではない。

 

・葉も特徴的な形をしており、職人が身にまとう半纏(はんてん)に似ていることから「ハンテンボク」とも呼ばれる。また、アメリカでは花の色からイエローポプラと呼ばれることもある。

 

・秋の黄葉が美しく、実もなる。実は落葉後も花の蕾のような形をして枝先に残る。

 

・ユリノキの材は加工しやすく、楽器、建材、家具の引き出しの内張、ベニヤ板(アメリカホワイトウッドと称する)に利用される。

 

・1875年に中国の廬山で発見されたユリノキは、アメリカ原産のものより樹高が低く(最大15m程度)、花が小さいという特徴があり、「シナユリノキ」と呼ばれる。

 

【育て方のポイント】

・日当たりが良く、肥沃な土地を好む。乾燥にはやや弱い。

 

・病害虫に強いが、花は鳥獣の被害に遭いやすい。

 

・街路樹に用いられることが多いが、葉の面積が大きいため風に弱いという欠点がある。また、大きく育つものの剪定を嫌い、無理な剪定では枝を枯らすことがある。本来は広いスペースで伸び伸びと育てたい。

ユリノキ 品種
斑入りユリノキ

【類似種、品種】

・葉に模様が入る「斑入りユリノキ」(写真参照)がある。 

 

 

 

ユリノキの基本データ

 

【分類】モクレン科 ユリノキ属

    落葉広葉 高木

【学名】Liriodendron tulipfera

【別名】ハンテンボク/チューリップツリー

    レンゲボク/チューリップノキ

    イエローポプラ 

【成長】早い

【移植】やや難しい

【高さ】10m~30m

【用途】街路樹/公園/洋風庭園

【値段】2000円~5000円