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ミヤマシキミ(深山樒)

Japanese skimmia

ミヤマシキミ 赤い実
有毒成分が含まれており、食用にならない。三大毒木の一つ
深山樒 葉っぱ
葉の付け根は赤味を帯びる
ミヤマシキミ 葉っぱ
葉と蕾の様子 葉は先端が尖る場合もある
Japanese skimmia,flower
開花時期は4~5月 小さくてあまり目立たないが美しい
ミヤマシキミ,花
満開時の様子
億両 万両
日陰でも赤い実ができる
Japanese skimmia
刈り込んで使われることが多いが、剪定には弱い
深山しきみ,特徴
樹皮の様子

【ミヤマシキミとは】

・本州から九州の山地に見られる常緑低木。台湾にも分布する。10月頃に成熟する赤い実はマンリョウなどと同様に、庭園に彩を添えることから、主に暖地の庭に用いられ、地方によっては仏花とする。

 

・ミヤマシキミの実は、正月の飾り花として使われる。かつて本種をマンリョウと称して売っていたこともあるが、実は直径1センチ近くでマンリョウよりも大きく、容易に区別できる。マンリョウより実が大きいためオクリョウ(億両)という呼び名もあるが、あまり定着していない。お金にちなんだ庭木はほかに、センリョウ(千両)、ヒャクリョウ(カラタチバナ)、ジュウリョウ(ヤブコウジ)、イチリョウ(アリドオシ)がある。

 

・葉は長さ10センチほどと大きめ。厚めで光沢があり、縁にはギザギザがない。ミヤマシキミはミカン科であり、葉をちぎるとミカンのような独特の香りがあるが、葉や実には有毒成分アルカロイドのシキミアニンを含み、誤食すると痙攣、血圧降下、心筋麻痺を引き起こす。

 

・4~5月になると直径1センチほどの小さな白い花を咲かせる。花弁は4枚でほのかな香りがある

 

・実生、挿し木、株分けで増やすことができる。

  

【育て方のポイント】

・寒さにやや弱く、植栽の適地は東北南部以南となる。

・湿気と養分の多い場所を好み、日陰にも耐える。半日陰程度が丁度良い。

・剪定を嫌うが成長が遅く、それほど手間はかからない。

 

【ミヤマシキミの品種】

・リュウキュウミヤマシキミ(琉球深山櫁)

 沖縄に分布する品種で、葉のみならず木全体が大きい。

 

・ウチダシミヤマシキミ

 葉脈が葉の裏側に打ち出されたように隆起する品種。「内田氏」ではなく、「打ち出し」である。

 

・ほかに園芸品種として、ルベラ(蕾が紅い)、ナイマンズ(実が大きい)、フルクツアルボ(実が白い)などがある。 

品種,種類
ウチダシミヤマシキミ

 

【ミヤマシキミとシキミの見分け方】

 

・ミヤマシキミは、山奥に生える、葉がシキミに似た木という意味合いで名付けられたものだが、実際はシキミよりも低い山に多く、葉はより大きい。葉の質感は観葉植物のカポックなどに近く、シキミとは全く異なる。なお、シキミはシキミ科であり根本的に両者は異なる。

シキミとミヤマシキミ
シキミの葉
樒と深山樒
シキミの実

ミヤマシキミの基本データ

 

【分類】ミカン科 ミヤマシキミヤ属

    常緑広葉 低木 

【学名】Skimmia japonica

【別名】オクリョウ(億両)/ミタチバナ(実橘)

【成長】遅い

【移植】簡単 

【高さ】0.5m~1m 

【用途】下草/和風庭園

【値段】1200円~