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シラカシ(白樫)

Bamboo-leafed oak

樫の種類
シラカシは、町中で最も普通に見られる木の一つ
Bamboo-leafed oak
新芽の様子
シラカシ 若葉
新葉は赤くなることもある
シラカシの葉っぱ
葉は細長く、光沢があって硬い
シラカシの花
花には雌雄があり、雌花は屹立する
白樫の花 画像
雄花はクリやクヌギのように垂れ下がる
シラカシの花 画像 図鑑
雄花は、よく見ると美しい
シラカシの実 どんぐり
ドングリは夏の終わりにでき始め、年内に熟す
シラカシ ドングリ
直径は2センチほどで小さめ
シラカシ 手入れ 例
こうした形に剪定されることが多い
白樫 垣根 画像
関東地方の農村ではこうした垣根も見られる
巨樹 シラカシ
大木となったシラカシ
黒樫 樹木図鑑
シラカシとはいえ、樹皮が白いわけではない
シラカシ 根張り
巨木の根元ではこのようになることも

【シラカシとは】

・東日本を中心に分布する常緑高木。関東地方でカシといえば、このシラカシを示すことが多い。寺社近辺のいわゆる鎮守の森はもとより、ちょっとした林地でも普通に見掛ける。ドングリによる実生で自然に増えるため、思わぬところに生える「野良カシ」もある。

 

・かつては防風樹として農家の垣根などに使われることが多かった。高さの割に幹が太くならないため、狭いスペースでも圧迫感がないのが利点。とはいえ樹齢を重ねれば画像のような大木になる。

 

・4月~5月に開花し、その年の秋にドングリができる。ドングリ以外に大きな特徴はなく、平凡な木という印象だが、カシ類の中では耐寒性が強く、大木でも移植できるため庭造りには何かと重宝される。価格も安くて入手しやすい。なお、シラカシのドングリはタンニンの濃度が高く、そのままでは食べられない。  

 

・伐採直後の材が白いことから「白樫」と呼ばれ、学名は「良質な材木」を意味する。別名のクロガシは樹皮が黒っぽい色をしていることから。材は硬くて重いが、弾力と耐湿性があるため建築材、船舶材、器具等に利用される。

 

【育て方のポイント】

・病害虫に強い。(まれにうどん粉病)

 

・苗木の段階では日陰を好むが、成長すると日向を好む。概して日陰に耐える。

 

刈り込みに強く、比較的自由に高さを調整できる。 

 

・放任すると上部ばかりが成長し、下枝がなくなるため、美観を維持するにはマメに手入れする必要がある。

 

【類似種との見分け方】

アラカシと比べるとシラカシの葉は細長くて薄く、色も薄い。また、アラカシは葉の先端付近のみにギザギザ(鋸歯)があるのに対して、シラカシは葉の縁すべてが細かにギザギザしている。(下部の写真参照)

 

・シラカシの実はアラカシに比べると細長くて小ぶりな物が多い。 

アラカシとシラカシの区別
シラカシの葉っぱ
シラカシとアラカシの違い
アラカシの葉っぱ

シラカシの基本データ


【分類】 ブナ科/コナラ属

     常緑広葉/高木 

【学名】 Quercus myrsinaefolia

【別名】 クロガシ/ホソバガシ

     カシ/ナラバガシ

【成長】 早い

【移植】 簡単 

【高さ】 10m~20m

【用途】 垣根/街路樹/公園樹

【値段】 500円~2000円