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カナメモチ

Japanese photinia

カナメモチ 特徴
カナメモチは垣根やこうした刈り込みに多用される
冬芽
カナメモチの新芽
カナメモチ レッドロビン
新芽はレッドロビンやベニカナメほど赤くないというが区別は難しい
かなめもち 葉っぱ 画像
葉は皮質で、縁に細かなギザギザがある
アカメモチ カナメモチ
葉の裏側はやや白味を帯びる
カナメモチの花 時期 特徴
バラ科であり、初夏にはこうした花を咲かせる
カナメモチ 実 画像
花の後には実ができて・・・
カナメモチの実 画像 特徴
秋には赤く熟す 先端が黒ずむのが特徴
カナメモチ 樹皮 幹
天然物は、こんな感じにヒョロヒョロ伸びるが・・・
かなめもち 幹
放置すれば樹高10mほどの大木になる

【カナメモチとは】

・本州中部以南に分布するバラ科の常緑広葉樹。山地の沢沿いに稀に見られる。赤みを帯びた新芽や皮質の滑らかな葉が美しく、庭木としては垣根に使われることが多い。 

 

・名前の由来には、葉がモチノキに似て、材質が堅く、扇の要(かなめ)として使われたことに由来するという説と、赤い芽のモチを意味する「アカメモチ」からの転訛とする説がある。実際の葉は画像のとおりだが、モチノキよりは大きく、縁のギザギザが目立つ。

 

・初夏(5~6月)に小さな白い花が集まって咲き、秋には直径5mm弱の赤い実がなる。実の先端が黒ずむのが特徴的。しかし垣根などに使われ、頻繁に剪定されるため、街中にあふれているわりには花や実を見る機会が少ない。

 

・カナメモチの花はソバの花に似ており、「枕草子」(清少納言)では本種をソバノキと呼んでいる。

 

・垣根に多用されるレッドロビンは本種とオオカナメモチの交配種で、本種よりも葉が大きく、新葉の赤味がより鮮明になる。見分けるのは難しく、専門業者も混同している場合がある。

 

【育て方のポイント】

・基本的には日向を好むが、半日陰でもよく育つ。ただし、日陰では新芽がきれいな赤にならないことが多い。

 

・肥沃な土を好む。土質が悪いと育ちが悪いため、あらかじめ植穴には鶏糞、腐葉土等の有機質肥料を入れる。

 

・成長が早いため、マメに剪定する必要があるが、上記のとおり材質は硬いため手入れは多少しにくい。 

 

・寒さに弱く、降雪地帯では育てられない。 

 

・根頭がん種病、斑点病など病気が多い。本種よりもレッドロビンの方が病害虫に強い。 

 

【カナメモチの種類】

ベニカナメモチ(アカメモチ)

 カナメモチのうち特に新葉の紅が美しいものをいう場合がある。

 

・オオカナメモチ

 本州では西日本のごく一部に自生する種で、カナメモチの倍ほどの大きさの葉を持つ。希少種であり公園や庭園で見かけることは稀。奄美大島、沖縄、台湾、フィリピンなどにも自生する。

カナメモチとオオカナメモチ
オオカナメモチ
大かなめもち 葉っぱ
オオカナメモチ(左)とカナメモチ(右)の葉

 

・五色の彩

 葉に模様が入るカナメモチの園芸品種で、新芽は御覧のように蛍光ピンクのようになる。和風の印象が強いカナメモチだが、これならば洋風住宅にも違和感なく使用できる。ただし、主張が強いため好みは分かれる。

カナメモチ 種類 品種
「五色の彩」はカラフルな葉になる

カナメモチの基本データ 

 

【分類】バラ科/カナメモチ属

     常緑広葉/小高木 

【学名】Photinia glabra 

【別名】アカメモチ/ベニカナメ/ソバノキ 

【成長】やや早い 

【移植】やや難しい 

【高さ】5m~10m 

【用途】垣根/公園

【値段】500円~5000円程度