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西日に強い木

西からの強い日差しは室温を上昇させるだけでなく、建物の劣化を早めることもあります。

西日対策として植物を植えてはどうでしょうか。

ここでは西日に強い木を集めてみました。

常緑樹

西に似合う木といえばモミジがその代表ですが、残念ながらモミジは落葉樹で晩秋から初春にかけては西日を遮る効果がありません。

 

一年を通じて西日対策をしたいなら常緑樹を選びましょう。

常緑樹は葉が厚く、乾燥に強いものが多いですが、その中でも特に西日対策としてお勧めの樹種です。

アラカシ


主に西日本で垣根などに使われる木で、秋には写真のようにドングリがなります。背丈は高くなりますが、剪定によって調整できます。値段が安いのも魅力です。

イヌマキ


関東以西で普通に庭に使われる針葉樹です。単独で植えて玉状に刈り込むパターンと写真のように複数を植え込んで垣根にする方法があります。

ウバメガシ


都市部や工業地帯の街路樹として使われるほど丈夫な常緑樹です。材が硬く、備長炭の材料になることで有名ですが、その分、枝を切るにはやや苦労します。

オリーブ


近年急速に庭木として普及しています。環境適応力が高く、西日にもびくともしません。ただし、樹形がまとまりにくく、管理はやや面倒です。

カイヅカイブキ


昔から垣根に使われる針葉樹で、名前を知らなくても誰もが目にしているはずです。和風な感じが強いですが、葉の密度が高く、日差しも視線も遮ります。

キョウチクトウ


背丈が大きくなるため、一般家庭ではあまり使われませんが、非常に強い性質を持ち、夏の炎天下で勝ち誇ったように花を咲かせます。葉が大きく、枝がまばらなため日差しを遮る効果はあまり期待できません。

キンモクセイ


秋の芳香があまりに有名でありふれた木ですが、西に植えても問題なく育ちます。背丈が大きくなりますが、成長スピードは遅いので、それほど手間はかかりません。

ギンヨウアカシア


人目を惹く黄色い花とクールな葉のコントラストが美しい木です。樹形がまとまりにくいため、ナチュラルな感じの庭に向いています。

クスノキ

 

「木へんに南」ですが西でも東でも関東以西であれば丈夫に育ちます。もしあなたが広大な庭をお持ちなら、こうした大木もいいかもしれません。

クロガネモチ


晩秋にできる赤い実が人目を惹きます。公園や街路樹にもよく使われ、丈夫に育ちます。実がなるのは雌の木のみで、他の常緑樹に比べるとやや値段はお高めです。

コノテガシワ


コニファーの仲間にも西日に強い樹種が多数ありますが、その中でも特に強いのがコレです。手入れを怠ると手が付けられないほど横に育つのでマメに管理できる方向きです。

サザンカ


定番中の定番です。都市部では毛虫がつきやすいため注意が必要ですが、品種が多く、いろいろな花を楽しむことができます。入手のしやすさはナンバーワンでしょう。

サンゴジュ


マンションの緑地や公園で西側に使われているのをよく見かけます。頻繁に刈り込まれるので地味な印象ですが、自然風に育てれば花や実を楽しむことができます。

シマトネリコ


近年もっとも人気の高い樹種ですが、西日の当たる場所でも問題なく育てることができます。大きくなりますが格好よく整えるにはセンスが必要です。

シラカシ


関東地方の公園や林地でもっとも多く目にする木の一つです。ドングリがなる木ですが、それ以外は目立った特長もなく、至極無難な選択となります。

シロダモ


公園や雑木林の縁に見かける木で、大きめの葉を持ちます。庭に使われることはあまりなく、話題性があるかもしれません。冬になると赤い実を楽しむことができます。

トキワマンサク


花が咲く垣根として大人気の木です。白花と赤花があり、白花種は緑色の葉を、赤花種は紫がかった葉を持ちます。赤花種が夕日に映える様は鮮烈です。

ネズミモチ


安価で入手しやすく、公害等にも強いことから都市部の垣根などに多用されます。朴訥で情緒に乏しい感があるため、個人の家の場合、葉の色が明るい品種を使う方法もあります。

ヒイラギ


節分の魔除けに使うことで知られるヒイラギですが、写真のとおり葉にトゲがあるため防犯を兼ねて西側の植え込みに使うことができます。

ユーカリ


コアラが食べることで知られるユーカリは乾燥地に強く、西日の当たる土地でも育ちます。ただし世界的に知られる大木ですので、一般住宅には向きません

レッドロビン


赤い新芽が鮮烈な印象を持つレッドロビンは垣根の定番です。丈夫で剪定にも強く、場所を選ばずに育てることができます。

落葉樹

「冬は陽射しがほしいので、夏の西日さえ遮ることができれば・・・」という場合、落葉樹がお勧めです。秋になれば赤や黄色の葉が夕日に映え、常緑樹にない美しさがあります。

イロハカエデ

 

西に植える木として造園家さんが真っ先に思い浮かべるのがこれでしょう。西日に照らされると葉の美しさが際立ちます。乾燥にはやや弱いため注意します。

カキノキ


「西に黄色」の縁を担いでか、昔から家の西側に植えられることがあります。また、意外に秋の黄葉

も綺麗で西日に映えます。 

 

カシワ


「柏餅」で知られる大きな葉は、写真のような状態になっても次世代の葉が出るまでは枝先に残ります。

コナラ

 

雑木林に見られるありふれた木です。地味ながらも、新緑や黄葉は味わい深く、嫌味がありません。写真はちょうど西側に植えている例です。

サルスベリ


原産地が中国南部の乾燥地ですので、西日にさらされる場所でも丈夫に育ちます。枝葉がそれほど多くないため、日差しを遮るような存在にはなりにくいです。

ジューンベリー


シンボルツリーとして大人気のジューンベリーです。四季を通じて見所があり、実を食用にできるという優れものです。

スモークツリー


夏に咲く煙のような花は夕日を浴びるとよりいっそう幻想的に見えます。花のない時季は物足りない木ですが、希少性はあります。

トウカエデ


紅葉の時季になると公園や街路樹で一際目立つ樹木です。材が硬いことや枝が込みやすいことから管理には手間がかかります。

ナナカマド


北国の街路樹として馴染みの深い樹種です。清涼感のある花や赤い実などたくさんの魅力を持ちます。ただし、温暖な都市部ではあまりその魅力を発揮できません。

ナンキンハゼ


平地でも綺麗な紅葉が見られるとあって、暖地の街路樹等に使われる木です。繁殖力が強く、他の樹木を駆逐するとして問題視されることがあります。

ブナ


暑さに弱く住宅地の庭木として使われることは稀ですが、日本の森を代表する樹木で、夕日に映える黄葉の美しさは格別です。

ネムノキ


筆先のような独特の花は夕方から開くため、西日に映える姿は幻想的です。枝振りが荒らしく、横へ広がりやすいため広めの場所に植えます。

ムクゲ


西に限らず全方位において丈夫に育つ花木です。放置すると背丈が大きくなりすぎるので、しっかりと管理する必要があります。

ライラック


優雅な芳香を持ち、欧米諸国を中心に世界で愛される花木です。品種改良が重ねられ、日本の気候でも丈夫に育ちます。