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モミジバフウ(紅葉葉楓)

American sweetgum

アメリカフウ 紅葉
派手に紅葉し、よく目立つ
フウ 街路樹 虫
新緑も美しく、街路樹として数多く使われる
葉っぱと幹
「アメリカフウ」が正式な名前
アメリカフウの葉っぱ 写真
葉の形は個体や季節によって微妙に異なる
モミジバフウ 花
雌花の様子
アメリカフウの実 写真
モミジバフウの実
American sweetgum,picture
場所によっては黄葉する

【モミジバフウとは】

・北米及び中米を原産地とし、正式にはアメリカフウというが、一般的にモミジバフウと呼ばれ、街路樹として使われることが多い。モミジの仲間のように見えるが、5~7つに裂ける葉がモミジに似るだけで、マンサク科に属する。モミジのような葉を持つフウということで名付けられた。 

 

・日本へ渡来したのは大正から昭和初期で、アメリカ庭園協会から寄贈された。現在、フウ(タイワンフウ)よりも多く使われている。 

 

・葉や樹脂が持つ独特の臭気を嫌って、動物が葉を食べないため、動物園の景観樹として使われる。また、樹幹からは「ソゴウ香」と呼ばれる芳香性の液が抽出される。 

 

・紅葉の美しさは庭木の中でも際立つ。紅葉が進むにつれ、緑→オレンジ→赤→紫などと葉色が変化していく。街路樹として列植すると紅葉のグラデーションが美しい。 

 

・成長すると幹にコルク質の羽ができる。

 

・独特の形をした実はフウ(タイワンフウ)よりも大きく、そして棘がある。クリスマスリースの材料になるほか、小型エビの隠れ家になるとして熱帯魚愛好家に販売されている。

 

【育て方のポイント】

・丈夫な性質を持ち、日本全国に植栽できる。大気汚染に強いため、環境の悪い場所でも育てられる。

 

・大木となるが、萌芽力があり、剪定に強い。 

 

・日当たりと水はけの良い土地を好む。 

 

・病害虫に強いが、アメリカシロヒトリの害に遭うこともある。 

 

【タイワンフウとアメリカフウの見分け方】

・中国及び台湾を原産とするフウ(楓)は、葉が三つに裂けるため区別は容易である。フウはアメリカフウと区別するためタイワンフウと呼ばれる。日本で植栽されている数としてはモミジバフウの方が多い。モミジバフウの実には堅い棘があるが、タイワンフウの実はプラタナスのようで触感が柔らかい。

タイワンフウとモミジバフウ
フウ(タイワンフウ)の葉っぱ
フウの種類
モミジバフウ(アメリカフウ)の葉っぱ

 

・なお、モミジバフウには斑入り種(シルバーキングなど)や葉の黄色い品種がある。

 

モミジバフウの基本データ 

 

【分類】マンサク科/フウ属

     落葉広葉/高木 

【学名】Liquidambar styraciflua

【別名】アメリカフウ

【成長】早い

【移植】ふつう 

【高さ】25m~40m

【用途】街路樹/公園/動物園

【値段】1000円~20000円