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ソメイヨシノ(染井吉野)

someiyosino

ソメイヨシノ 名所
全国に名所があるものの賑わうのは花の時季だけ・・・
ソメイヨシノ
樹形
桜の花 画像
関東で花見といえばコレ

染井吉野の花 画像 フリー
ガクや花柱、花柄に毛があるのが特徴
桜の葉 写真
葉っぱにも毛がある

染井吉野 画像
夏の様子
染井吉野 紅葉
紅葉初期の様子

染井吉野 樹木図鑑
ソメイヨシノの幹

 

【ソメイヨシノとは】

・日本のサクラの代表的な品種。3月から4月にかけ、葉に先立って咲く花は煌びやかであり、春の訪れを誰もに実感させる。都市部に植栽されるサクラのほとんどはソメイヨシノであり、特に関東地方ではその傾向が高い。

 

・染井吉野という名前は、江戸時代の終わりに染井村(現在のJR駒込駅から染井墓地の周辺)の植木屋が「吉野桜」として売り出したことにちなむ。

 

・日本全国のソメイヨシノはすべて同一のソメイヨシノから接木して作られたもの。このため同じ遺伝子を持ち、気温に対して同じ反応を示すことからサクラ前線の目安になっている。今現在目にする多くのソメイヨシノは戦後の復興期に大量に生産されたもの。

 

エドヒガンとオオシマザクラあるいはエドヒガンとオオヤマザクラの交雑種とされるが、これらを掛け合わせて再現する試みは未だに成功しておらず、真相は判っていない。自然にできたという説もある。

 

・奈良県の吉野に産する山桜も「吉野桜」と呼ばれており、混乱を避けるため明治5年に染井吉野と改められた。

 

・花の色は薄いピンクのイメージだが、実際にピンク色を帯びるのは咲き始めだけであり、時間の経過と共に白化していく。

 

・環境が良ければ紅葉も美しいが、都市部の環境では鑑賞に堪えるような紅葉にはならず、落葉も9月頃で鑑賞期間が短い。

 

・果実は球形で黒紫色に熟す。実を播けば芽は出るものの、ソメイヨシノにはならない。

 

【育て方のポイント】

・日当たりが良く、肥沃な土地を好む。

・乾燥、潮風に弱く、暖地ではあまり花の形が美しくならない。ソメイヨシノが東日本に多いのはこのため。

・病害虫(モンクロシャチホコなど)が多く、個人の庭では敬遠されやすい。また、寿命も一般的な樹木に比べれば短い。(50~60年)

・「サクラ切るバカ、梅切らぬバカ」との有名な言葉があるとおり、非常にデリケートな性質を持つ。剪定すると切り口から腐敗菌が侵入して枯れこむことや、樹勢が弱って花付きが悪くなることがある。

・幹が直立することはなく、成長とともに傘を逆さにしたような樹形になるのが基本であり、その自然樹形を鑑賞する。このため狭い場所には向かない。

・剪定は落葉期に、最低限度の枝を付け根から切除し、切り口に接ぎロウ、石灰硫黄合剤などを塗布して腐食の予防をする。

 

 

ソメイヨシノの基本データ

 

【分類】 バラ科 サクラ属

     落葉広葉 高木

【学名】 Purunus × yedoensis

【別名】 ヨシノザクラ

【成長】 早い

【移植】 難しい(幼木は簡単)

【高さ】 10m~15m

【用途】 花木/公園/街路樹/シンボルツリー

 

【値段】 1000円~