庭木図鑑 植木ペディア > クロモジ

クロモジ(黒文字)

Spicebush

クロモジの花
早春を代表する雑木の一つ
クロモジの蕾
蕾は独特の形になる
クロモジ 木 特徴
葉と花を同時に展開させながら、着実に春に近づく
クロモジの花 開花時期
花弁は薄く、半透明になる
黒文字 木 特徴
新葉の様子
Spicebush,leaf,picture
葉の付け根は赤味を帯びる
クロモジの実 時期
9月頃からできる実は油分が多い
クロモジの黄葉 紅葉
実が熟すとともに黄葉し始める
黒文字 紅葉
暗い場所でも綺麗に黄葉しやすい
黒文字という木 特徴
クロモジの樹皮

【クロモジとは】

・本州から九州までの雑木林に見られる落葉樹。ダークグリーンの樹皮にできる黒い斑点を文字に見立てて「黒文字」と名付けられた(諸説あり)。日本のほか、中国にも分布する。

 

・樹皮には特有の香気があり、樹皮を残して爪楊枝を作り、和菓子などに添えて使われる。また材の白色が美しいため細工物などにも使われる。

 

・あまり目立たないものの、春になると葉が出るのと同時に写真のような黄色い花を咲かせる。花びらは半透明でその繊細さが美しい。

 

・10月ころに写真のような黒い実ができる。外見もピカピカであるが果肉にも脂分が多く、採取される「クロモジ油」は良質とされる。

 

・独特の味わいがある枝で作った垣根や袖垣は「クロモジ垣」と呼ばれ、日本庭園好きの間では人気が高い。

 

・本来は庭に用いるような樹木ではなかったが、雑木人気の高まりとともに普及してきた。

 

【クロモジの育て方】

・自然環境では明るい雑木林に見られることが多く、腐葉土があるようなやや湿った土地を好む。ただし、環境適応力はあり、それほど土質は選ばない。

 

・枝数が多く芽を出す力も強いため、ついつい刈り込みたくなるが、自然樹形を鑑賞する樹木であり、人工的な剪定は似合わない。

 

・同属のアオモジと比べれば寒さに強い。また、クスノキ科の特徴として病害虫はつきにくい。

 

【似たような木】

シロモジ

 似たような雰囲気を持つが、シロモジの葉は三つに裂けるので、まったく異なる。また、クロモジは花の後に若葉が展開するのに対して、シロモジは花と同時に若葉が開く。

シロモジとの違い
クロモジの葉
クロモジとシロモジの見分け
シロモジの葉

クロモジの基本データ

 

【分類】クスノキ科クロモジ属 

    落葉広葉 低木

【学名】Lindera umbellata

【別名】オオバクロモジ

    クロキ

【成長】早い

【移植】普通

【高さ】2m~6m

【用途】雑木の庭

【値段】1000円~15000円程度