キハダ(黄膚)

Amur Corktree

キハダ 樹木 特徴
キハダの幼木は樹皮が多少黄色い
Amur Corktree,picture
樹齢を重ねると特徴的な樹皮になる。 黄色いのは内部だけ
キハダの葉っぱ
新葉の様子
Amur Corktree,leaves,picture
成葉の様子(6月)
キハダの花 画像
初夏に咲く花の様子
キハダ 実 食べる
花の後には実ができる
Amur Corktree,fruits
香りも味もミカンに似るが直径は1センチもない
キハダ 紅葉
秋には黄葉する
キハダという木 特徴
実はカラカラの状態で長い間、枝に残る

 

【キハダとは】

・北海道から九州までの広い範囲に分布するミカン科の落葉樹。日本のほか、中国及びロシアの国境(ウスリー、アムール)や朝鮮半島にも見られる。

 

・幹や枝を外から眺める分には分からないが、幹の下にある皮(内皮)が黄色いことからキハダと命名された。幼木の幹は滑らかで幾分、黄色がかっているが、成長するにつれてボコボコになり、写真のような独特の紋様を形成する。

 

・幹の内皮は「黄檗(黄柏)」の名で知られる。ベルベリンという物質が含まれ、非常に苦味があるが、これにアオキの葉を加えて煮詰めたものが胃腸薬となり、「陀羅尼助」「練熊」「百草」などの名称で各地に伝わっている。また、黄檗に酢と卵の白身を混ぜて練り合わせたものが、かつては湿布薬に使われた。

 

・江戸時代には重要な薬用樹として保護されていたが、明治になって乱伐が進み、個体数は激減した。庭木としての利用もまれであったが、近年は何かと話題性があるため苗木を新たに植えることも増えてきた。

 

・枝や葉に独特の臭みがあるが、他のミカン科の植物同様に蝶が好んで食べる(特にミヤマカラスアゲハ)。

 

・初夏に小さな花を咲かせ、晩夏から初秋にかけて直径1センチほどの果実(写真参照)ができる。果実には芳香があり、甘いものは生食できる。

 

・キハダは材木としても優良であり、独特の色味も好まれて建材、家具材、工芸品等に使われる。

 

【育て方のポイント】

・自然界では湿気のある山奥に自生し、肥沃な土地を好む。

 

・日向を好むが半日陰程度なら十分に耐え、丈夫に育つ。ほとんど手がかからないが、大木になるため、植え場所は考慮する必要がある。

 

・枝の出方が粗いため、樹形を鑑賞するような木ではない。

 

 

【品種

・ヒロハノキハダ、オオバノキハダ、ミヤマキハダなどがある。 

キハダの基本データ

 

【分類】ミカン科 キハダ属

    落葉広葉 高木

【学名】Phellodendron amurense

【別名】オウバク/キワダ

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】20m~25m

【用途】薬用/寺社

【値段】1000円~20000円程度