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カラタチ(枳殻)

trifoliate orange

枳殻 画像 庭木図鑑
残念ながら食用には向かないカラタチの実
trifoliate orange,leaf
枝には強そうな棘がある
カラタチ 刈り込み
サツキ風に仕立てられたカラタチ 棘があるので防犯に?
カラタチ 木 特徴
樹皮だけでは他の柑橘類と見分けにくい

【カラタチとは】

・中国北部あるいは中部を原産地とするミカンの仲間。柑橘類ではもっとも寒さと病気に強いことで知られる。

・枝には長さ5センチにも及ぶ鋭い棘があり、防犯を目的に垣根として利用されることが多い。また、丈夫な性質を持つためミカンの台木として使われる。

・果実は10月ころに成熟するが、生食はできない。種は薬用となる。

・春の芽吹き前に咲く白い花には甘い香りがある。

・葉はアゲハチョウの幼虫が好んで食べる。

・かつては畑や農家の境界などに使われ、童謡(「カラタチの花」作詞/北原白秋・作曲/山田耕作)にも歌われたが、棘の扱いが厄介なことや他にも棘のある樹種が知られるようになり、近年ではあまり見かけなくなった。

 

【育て方のポイント】

・暑さ寒さ、乾燥に強く、北海道西南部から沖縄までの広い範囲に植栽できる。

・日向を好むが半日陰程度なら耐えられる。

・土質は選ばない。

・垣根に使われることからも分かるとおり、芽を出す力は強く、剪定にもよく耐える。ただし、棘だらけであり、覚悟を決めて作業する必要がある。剪定後の屑の扱いも現代社会では悩ましい。

 

【品種】

・雲竜カラタチ

 枝が「雲竜型」にくねくねと曲がるタイプのもの。普通のカラタチに比べると実のなりは劣るが、成長が遅く枝振りがユニークなことから盆栽などに使われる。

カラタチの基本データ

 

【分類】ミカン科 カラタチ属

    落葉広葉/低木

【学名】Poncirus trifoliata

【別名】キコク

【成長】早い

【移植】普通

【高さ】4m~6m

【用途】果樹/柑橘類の台木

【値段】1000円~8000円程度