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エゴノキ(野茉莉)

Japanese snowbell

えごのき 開花時期
初夏に可憐な花を開くが、花言葉は「壮大」
ピンク色のエゴノキ 種類
シンボルツリーとして人気なのは「ピンクチャイム」
エゴノキの葉 特徴
新芽の様子
Leaves of Japanese snowbell
4月中旬の葉の様子
エゴノキ 葉っぱ 特徴
6月頃の葉の様子
えごのき 蕾 ツボミ
蕾の様子
Japanese snowbell tree
放置すれば高さは10m前後になる
エゴノキ 種子
「サポニン」が含まれる実の様子
エゴノキ 紅葉 黄葉
まれに黄葉するが、たいていはすぐに落葉する
えごのき 木 特徴
樹皮の様子
エゴノキ 虫こぶ
虫こぶは小さなバナナのようになる

【エゴノキとは】

・日本全国の雑木林に見られる落葉樹。実が石鹸の代用になることで知られる。幹が滑らかで、樹姿が柔らかいことから、近年は雑木の庭に好んで用いられる。 

・新緑の頃、枝先いっぱいにつく鈴のような花には独特の美しさがある。原種は白花だがピンク花も人気がある。 

・果実の皮にはエゴサポニンという毒が含まれる。かつてはこの毒を使って魚捕りにをした。この実は染料として染物にも使われる。噛めば「えごい」味がすることから「エゴノキ」と名付けられた。

・別名の「ロクロギ」はロクロ細工に使われる木という意味。材が緻密で傘の柄、玩具などの工芸品や民芸品になどに使われる。なお、ロクロ細工とは、ロクロ(轆轤)をまわしながら木を加工する伝統工芸のこと。

・もう一方の別名「チシャノキ」はムラサキ科の樹木「チシャノキ」(カキノキダマシともいう)との混同からか。

・エゴノキから採取される樹脂はバニラの香りがする。

 

【育て方のポイント】

・半日陰でも育てることができる。 

・乾燥を嫌うため、植える場所にはあらかじめ腐葉土を入れ、保湿性を高めるのがよい。 

・強い剪定は好まない。適当に剪定すると樹形が乱れる。枝は必ず根元で切るようにして、自然樹形を維持する。 

・暑さ寒さに強く、北海道南部から沖縄までの広い地域で育てられる。

・「エゴノネコアシアブラムシ」に寄生されると、冬芽が変形して画像のような「虫こぶ」ができる。

 

【類似種、園芸品種】

・ピンク色の花が咲く「ピンクチャイム(アカバナエゴノキ)」は、シンボルツリーとしての人気が特に高い。 

・枝が垂れ下がる「シダレエゴノキ」がある。

・同属のハクウンボクは同じような花を咲かせる。

枝垂れエゴノキ 画像
シダレエゴノキ

エゴノキの基本データ

  

【分類】エゴノキ科/エゴノキ属

     落葉広葉/小高木

【学名】Styrax japonica 

【別名】チシャノキ/ロクロギ

    セッケンノキ

【成長】やや遅い(ピンクチャイムは成長が遅い)

【移植】簡単

【高さ】7m~12m

【用途】シンボルツリー/雑木の庭 

【値段】1000円~20000円