庭木図鑑 植木ペディア > イヌビワ

イヌビワ(犬枇杷)

Inu biwa (Japanese fig)

イヌビワの実 味
ビワではなくイチジクに近い味がする 
イヌビワの実 まずい
直径は1~2センチと小さめ
イヌビワ 実
熟しきった実は長期間、枝に残る(冬の様子)
犬枇杷 葉っぱ
葉もビワには似ていない(新緑のころ)
イヌビワ 黄葉
黄葉の様子
樹木 イヌビワの木
イヌビワの樹皮は白っぽい

【イヌビワとは】

・西日本の沿岸部を中心に分布する雌雄異株の落葉低木。種子によって容易に増え、公園の植え込みなどでも見られる。

・ビワに似た実を付けるが、ビワほど美味しくはないという意味合いでイヌビワと名付けられた。実際のところビワというよりも、小さなイチジクのような黒紫色の実ができる。

・中国からイチジクが渡来する前は、イヌビワをイチジクと呼んでいたとされる。枝や葉柄を切断するとイチジク同様に白色乳液が生じる。

・イヌビワの味はマズイというほどではなく、微かに甘味があって生食できるが、小さな種がたくさん入っているため食べにくい。

 

【育て方のポイント】

・日向を好み、寒さにはやや弱い。

・写真のように枝の出方は平坦であり、樹木そのものには観賞価値が乏しいが、剪定によって樹形を整えれば問題ない。

・イヌビワコバチと共生関係にあり、イヌビワコバチがいない環境では実がならない。

 

【品種、類似種との見分け方】

・ビワと比べれば樹皮が白く、葉に光沢がある。実の大きさも異なり、木を見てビワと混同することはない。

・より葉が細い「ホソバイヌビワ」や、ホソバイヌビワとイヌビワの雑種があり、庭木としてはイヌビワよりも好まれる。

東御苑のイヌビワ
ホソバイヌビワ(細葉犬枇杷)

イヌビワの基本データ

 

【分類】クワ科 イチジク属

    落葉広葉 低木

【学名】Ficus erecta

【別名】イタビ/コイチジク

    ヤマビワ/カラビワ

【成長】早い

【移植】簡単

【高さ】2m~5m

【用途】公園

【値段】00円~000円