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ヒムロスギ

Himuro-sugi (Variety of Sawara cypress)

桧室杉
ヒムロスギの葉はすべて針状だが触っても痛くはない
ヒムロスギ 特徴
サワラとは似ても似つかない葉
ヒムロスギ 特徴
独特の灰色がかった葉色は美しい
ヒムロスギ 樹木図鑑
樹皮はサワラに似る

 

【ヒムロスギとは】

・スギと名付くがサワラの園芸品種で自然分布はない。灰色がかった針のような葉が特徴的で、かつては民家の垣根などに盛んに用いられた。

 

・葉は触れてもチクチクしないばかりかモコモコと柔らかく、その触感がうけ、近年ではチャボヒバなどと共にクリスマスのリース、フラワーアレンジメントなどに使われる。

 

・ヒムロスギの葉は霜に当たると赤茶色に変わる。地域によってはその様が美しく見え、シモフリヒバ(霜降り檜葉)との別名で呼ばれる。一般的な感覚ではさほど美しくはない。

 

・葉以外はサワラと同じような性質を持ち、4~5月に花が咲き、秋には球果が茶色に熟す。花は地味だが、「あなたのために生きる」という花言葉もある。

 

・成長が早くて材が柔らかいため、材木には適さない。サワラ同様に耐水性が高いため、桶や食器には使うことができる。

 

【育て方のポイント】 

・成長が早いものの、樹形は自然に整いやすい。ただし画像のように高木になるため、家庭に植える場合は定期的に剪定する必要がある。針状の葉はハサミになじみにくく、作業はしづらい。

 

・枝葉が密生するため垣根に使うことができるものの、管理を怠れば下枝がなくなって、目隠しにならなくなる。また、内部の枝が枯れこみやすく掃除の手間もかかる。このため近年、民家で使われることは格段に減った。

 

・日向を好むが環境への適応力が高く、耐陰性もある。ただし寒さにはやや弱いため植栽の適地は東北地方南部より西となる。

ヒムロスギの基本データ

 

【分類】ヒノキ科/ヒノキ属

    常緑針葉/高木

【学名】Chamaecypraris pisifera cv. Squarrosa

【別名】ヒメムロ(姫室)/ヒムロヒバ/シモフリヒバ

    サツマヒバ/サツマスギ

【成長】早い

【移植】簡単(根回しが必要)

【高さ】5m~10m

【用途】公園/垣根

【値段】800円~12000円程度