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ハイマツ(這松)

Siberian dwarf pine

siberian creeping pine,picture
豪雪や強風に耐えるよう横へと広がる
ハイマツの枝の様子
ハイマツの枝の様子
ハイマツの実
新芽とまつぼっくり
ハイマツ 種子 食べる
ハイマツの種は食用となり、アイヌ語では「ノム」「ヌム」と呼ぶ
ハイマツの幹 庭木図鑑 画像
主幹はなく、内部はゴチャゴチャしている

【ハイマツとは】

・高山植物の一つとして知られる五葉の松。千島列島、北海道、東北、日本アルプスなどの寒冷地に群れをなして分布し、ハイマツが生じる場所から上には高木が育たないという指標になっている。

 

・主となる幹がなく、枝が地面を這うように伸びることから「這い松」と呼ばれる。枝はよく分岐し、地面に接すれば枝先からでも根が生じ、元からあった幹が枯れても更新されるという強い生命力を持つ。風の少ない場所では幅15mにも広がった個体があるという。

 

・庭木というよりは登山でお見掛けする木という位置付けだが、北海道や東北などでは稀に庭木として使われる。樹高を抑えて仕立てることができるため、和風庭園の添景やグラウンドカバーとして重宝する。 

 

・雌雄同株で夏に赤紫色の雄花、雌花を咲かせ、その後、一年かけて球果(まつぼっくり)を成熟させる。ロシアや北海道の先住民はこの種子を「ノム」あるいは「ヌム」と呼んで食用とした。

 

・諸説あるがハイマツは北海道に分布するハイエゾマツが矮小化(小型化)してできたものと考えられる。

 

【育て方のポイント】

・用土は軽石など、水はけの良いものを使い、夏は日除けなどを施して乾燥を防ぐ。風通しがよく涼しい場所でなければ育てるのは難しい。

 

【似たような木】

・ハイエゾマツ

 葉の長さが倍で、樹高も5m近くに立ち上がる。

・クビナガハイマツ

 球果の形がハイマツとは異なる。

ハイマツの基本データ

 

【分類】マツ科/マツ属

    常緑針葉/低木

【学名】Pinus pumila

【別名】千畳松

【成長】遅い

【移植】難しい

【高さ】0.5m~1m

【用途】高山植物/盆栽

【値段】1500円~