サワラ(花柏)

Sawara cypress

サワラ 樹木 特徴
ヒノキによく似るサワラの木
サワラの垣根 画像
列植されたサワラ
サワラという木 特徴
小さく刈り込まれたサワラ
サワラ 樹木 葉
葉はヒノキよりも尖るというが分かりにくい
植木 さわら 特徴
サワラの葉(裏側)
さわら木 とは
樹皮も檜に似る

【サワラとは】

・岩手県以南の本州及び九州に分布するヒノキに似た常緑針葉樹。枝と枝の隙間が多く、樹形全体が「さわらか」な雰囲気を持つため「サワラ」と名付けられた。

 

・ヒノキとの違いは下記のとおりだが、ヒノキよりも耐寒性がやや強く、海抜の高いところにも分布する。

 

・庭木というよりは材木としての利用が多く、木曽五木(江戸時代に尾張藩が管理保護した樹木)の一つに数えられた。材は水に強く、割れにくいため桶などに用いられる。

 

・鱗状の葉はヒノキやアスナロなどとともに、鮮魚や松茸の下に敷く葉(「掻敷=かいじき」という)として使われる。これは葉に含まれる成分(ピシフェリン酸)が酸化防止作用を持つため。

 

・雌雄同株で、あまり目立たないが4月ごろに花が咲き、秋になると球果が熟す。

 

・葉の色形が微妙に異なる多数の園芸品種があり、庭木としては原種よりもそれらの使用が圧倒的に多い。代表的な品種は、ヒヨクヒバ(=イトヒバ)、オウゴンヒヨクヒバ、ヒムロスギ(=サツマヒバ)、ニッコウヒバ、アツカワサワラ、九十九ヒバ、チリメンヒムロ、シノブヒバオウゴンシノブなど。

 

 

【育て方のポイント】

・谷筋に自生することが多く、やや湿気のある肥沃な土地を好むが、人工的に作られた苗木はあまり土地を選ばずに育つ。病害虫もほとんど見られない。

 

・乾燥にやや弱く、日差しの強い場所よりも半日蔭くらいの方が生育が良い。

 

・萌芽力があり、葉が密生するため垣根に使用できるが、葉を残すように手入れをしないと枯れるため、必然的に年々大きくせざるを得ない。学校や工場など大きなスペースであれば問題は少ない。

 

・根が浅いこと、葉が密生していることで、やや風に弱い。植え込みの初期は支柱を添える。

 

 

【類似種の見分け方】

・ヒノキとサワラの違い

 葉の先端が尖っているのがサワラで、丸みがあるのがヒノキだが、これだけでは判別が難しい。より確実なのは葉の裏を見る方法で、葉の裏面の模様(気孔線)がヒノキは「Y」の字で、サワラは「X」の字になっている。「X」や「Y」の文字は白く浮き上がって見えるので素人でも難しくない。

・台湾産のベニヒや北米産のローソンヒノキもサワラによく似ている。

 

【サワラの園芸品種】

サワラ フィリフェラオーレア
フィリフェラオーレア
サワラの品種
ゴールデンモップ
椹の種類
バリエガタ (斑入り種)
日光檜葉
生垣に使われるニッコウヒバもサワラの一品種。黄金色の葉を持つのが特徴 

サワラの基本データ

 

【分類】ヒノキ科 ヒノキ属

    常緑針葉 高木

【学名】Chamaecyparis pisifera

【別名】サワラギ

【成長】早い

【移植】大木は難しい

【高さ】10~30m

【用途】公園/垣根/シンボルツリー 

【値段】2000円~3000円程度